2025年F1第6戦マイアミGPの予選におけるメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの活躍は、彼の自信だけでなく、メルセデス内のチームの士気も大きく高めた。テストや今シーズン最初の5回のグランプリでエンジニアたちが得た、若きイタリア人のスピードに関するすべてのデータから、彼が驚異的な速さと才能を持っていることに疑いの余地がないことはわかっていただろうが、そのことを証明するのに具体的な結果に勝るものはない。
アントネッリはマイアミGPのスプリント予選でポールポジションを獲得し、その後メインレースの予選でも3番手のタイムを記録して、コース上で実力を発揮できることを証明した。経験豊富なメルセデスのテクニカルディレクターであるジェームズ・アリソンでさえ、若い彼の走りに感銘を受けたと認めた。
ラッセル3位「マシンに苦労した週末だったが、決勝で挽回できた」アントネッリはハードタイヤに手こずり後退
「ガレージにいた全員の顔を見れば、誰もがこの喜びを感じていたことがわかっただろう。予選が終わるとすぐ、メインイベントであるレースに取り組むことになるので、これはつかの間の喜びだ。そこでの挑戦はまったく異なることは承知しているが、それは確かにとても喜ばしい瞬間だった」
アントネッリはスプリント予選で速さを見せたが、レース結果はそれに見合うものではなかった。スプリントでの上位争いから彼を脱落させたのは、もちろんピットレーンでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との衝突だった。また日曜日には、アントネッリはアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)にも敗れていることから、彼に改善できる部分があることは明らかだ。アリソンは週末を分析して、次のように述べた。
「スプリントレースでのスタートは期待外れだったであろうことはわかっている。彼はまた、メインレースではブレーキングが少し長かったために、アルボンに追い抜かれてしまったことにも少々落胆しただろう。しかし、彼は予選でのパフォーマンスには当然満足できるし、実際そうだった」
また、トラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、ピットレーンでのフェルスタッペンとの珍しいインシデントについて、この件は自分のせいではないとアントネッリはわかっていると語った。
「キミは、スプリントレースでピットストップを妨げられたことや、マックスに衝突したことが、まったく自分のせいではないことをわかっている。全体的に見て、学びの観点から彼は今後も役に立つものを持ち帰ったのではないかと思う。自分が予選で本当に速かったと知ることで、自信が大いに高まるだろう」
「彼はまだとても若く、レースもほんの数回しか経験していない。キミの進歩は本当に明らかだと思う。これらのことはすべて、彼が学び、今後数年間を過ごすための素晴らしい機会だ」
アリソンは、日曜日のハードタイヤでのペース不足についても言及した。アントネッリは、ミディアムタイヤを履いていた時は、激しいバトルを繰り広げていたフェルスタッペンとランド・ノリス(マクラーレン)に追いつけるようなペースを発揮したが、ハードタイヤでは苦労したという。
「ハードタイヤは、弾性はよかったが、レースで使用した2種のタイヤのうちでは遅い方だった。どれくらい激しくプッシュできるのか、判断するのが難しかった。プッシュしすぎるとオーバーヒートして、望んでいるよりも早く摩耗してしまう。しかし十分に激しくプッシュしないと、しっかりとグリップできる動作範囲に入らない。キミにとって、そのふたつの間でちょうどよい妥協点を見つけるのはそれほど簡単ではなかった」
[オートスポーツweb 2025年05月13日]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
駐車枠に収めようと思ったら……ガリッ! 頼むから駐車場に「輪留めの高さ」表記しません?
信号待ちで「必要以上にスペース空けて停止する車」なぜ?「停止線まで詰めろ」「意味不明」の声も…実は「意外な理由」があった!? 法律上問題は無いのか
海自の「最新イージス艦」が中国艦隊を追跡!太平洋に“ダブル出現”した巨大な空母の画像が公開
「ヒロミ」が“自腹”修理した「GT-R」に悲劇! まさかの「約139万円」の大赤字!? 「やってくれましたね」「なんで?」と困惑! スモーキー永田も関わった「4ドアモデル」が話題に
お金のことを考えるならディーゼルっしょ! 軽油は安いし燃費もいいしの「100万円」で狙える中古ディーゼル4台
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?