■狙い目のレクサス「セダン」
今や人気のスーパーハイトワゴン系の軽自動車は、200万円を超えるグレードも珍しくありません。
【画像】超カッコイイ! これが“100万円”台のレクサス「“格安”セダン」です! 画像で見る(30枚)
安全装備の充実をはじめとする商品力の高さも新車の魅力ではありますが、いっぽうで中古車市場に目を向けると、新車では高嶺の花だった魅力的な上級セダンが、現行モデルの軽自動車の新車より安く買えることがあります。
そんな「選択肢の一つ」として今注目したいのが、レクサスのグランドツーリングセダン「GS」です。
レクサス GSは、ISとLSの中間に位置する上級セダンとして展開されました。
国内のレクサスブランドにおいては、2005年8月30日の開業とともに初代(海外における3代目)が登場。それまでは国内でトヨタ「アリスト」として販売されていましたが、レクサスブランドの導入に伴い、GSとして新たな歴史を刻み始めました。
最終モデルとなる2012年1月26日に発売された国内2代目(通算4代目)モデルは、次世代LEXUSフェイスを象徴する「スピンドルグリル」を採用し、一目でレクサスとわかる先進的なフロントフェイスを打ち出した、ブランドの変革を象徴する一台です。
GSは世界各国の道で走り込みを行い、走行性能を徹底的に鍛え直したモデルとして開発されました。
100万円台で狙える2013年から2015年式の前期型のボディサイズは、全長4850mm×全幅1840mm×全高1455~1470mm(国内仕様のGS250/GS350)となっています。踏ん張り感のある筋肉質なスタイリングが特徴です。
パワートレインは、2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「GS250」と、3.5リッターV型6気筒の「GS350」が用意されていました。トランスミッションは、GS250/GS350ともに6速ATが組み合わされます。
GS250は最高出力215PS、最大トルク26.5kgf・m、GS350は最高出力318PS、最大トルク38.7kgf・mを発生します。駆動方式は後輪駆動(FR)を基本とし、GS350には4WDも設定されました。
当時のラインナップは、セミアニリン本革シートやウッド加飾などおもてなしの装備を充実させた豪華仕様の「Version L」や、専用のメッシュグリルと専用チューンドサスペンションを備えたスポーティな「F SPORT」などが設定されていました。
F SPORTには、4輪操舵を含む「Lexus Dynamic Handling(LDH)」が仕様により設定されるなど、走りの質を高める先進技術も投入されています。
インテリアの質感も高く、本木目やアルミ加飾など素材・意匠のバリエーションが設定され、上質な空間を演出していました。
当時の新車価格は、2014年4月の増税後でGS250 Version Lが約621万円でした。グレード構成全体では、おおよそ500万円台後半から800万円台前半という価格帯に設定されていました。
そんな2代目前期のGSですが、現在の中古車市場では非常に魅力的な相場となっています。
支払総額150万円から200万円の予算があれば、年式の新しいものでは2015年式が、走行距離だけに着目すると、4万~5万km台というコンディションがよさそうな個体が狙えます。
GSは比較的流通量が多く、年式や走行距離、グレードによって幅はあるものの、車両本体価格が100万円を切ることも珍しくありません。
多く流通しているグレードは「GS250 Version L」や「GS350 Version L」ですが、人気の「F SPORT」も散見され、選択肢の幅も広く選びやすい状況となっています。
※ ※ ※
GSの魅力は、開発段階で走行性能の作り込みが重ねられた点にあります。国内導入から約15年の歴史に区切りをつけ、2020年8月をもって惜しまれつつも生産終了となりましたが、その完成度の高さは今なお色褪せていません。
最新の軽自動車も魅力的ですが、かつての高級セダンがもたらす静粛性とゆとりある走りは、レクサスならではの特権です。100万円台で手に入る「プレミアムな世界」は、今こそ検討する価値があるといえるでしょう。(佐藤 亨)
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