ACOフランス西部自動車クラブは6月13日、ル・マンで行われた2025年の年次記者会見で次世代LMP2に係る入札結果を発表した。
ともにフランスのシャシーコンストラクターであるオレカとリジェは、2028年から施行される新しいLMP2技術規則下における独占シャシーサプライヤーに選出された。一方、現在のエンジンプロバイダーであるギブソン・テクノロジーズは、引き続き同クラスのパワートレイン供給を継続するための入札プロセスで勝利した。
WECハイパーカー車両規則の再延長が決定。2032年末まで現行ルールを維持へ
FIA国際自動車連盟とACOは今年3月、2017年から運用されている現行マシンに代わる次世代LMP2マシンの選定を目指し、ふたつの入札プロセスを開始した。
シャシー入札では、メーカーの数が現行規則の4社(オレカ、リジェ、ダラーラ、マルチマチック)から、2028年には2社に削減されることが確認されていた。ABB FIAフォーミュラE世界選手権でヤマハとタッグを組むローラや、シングルシーターメーカーのタトゥースなど複数の利害関係者が入札を行ったと考えられている。
しかしACOは金曜日、既存のLMP2レギュレーションに関わっているオレカとリジェの2社が選ばれたことを確認した。これと同時に新規則が、再延長されたWECハイパーカールールと同じ2032年末まで適用されることも確認された。
オレカは過去数年間、LMP2市場において支配的な地位を占めており、今年のル・マン24時間レースのLMP2フィールドは、このフランス企業が製造した車両のみで構成されている。
「FIAとACOの変わらぬ信頼に感謝したい」と語るのは、オレカグループのユーグ・ド・ショーナック社長。
「今回の選定は、LMP2における10年以上にわたる当社の献身と経験が認められたものであると考えている。私たちはこのカテゴリーの進化を支援し、将来の課題にも対応できる強固で信頼性の高いプラットフォームを提供することを目標に、この入札の準備に全力を注いできた」
「今後はFIAやACOと協力し、新世代のLMP2概要を最終決定するためのレギュレーションの準備に取り組んでいく」
リジェは昨年、ショーン・クリーチ・モータースポーツがJS P217・ギブソンでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦し、オレカシャシーが圧倒的多数を占めるなか孤軍奮闘した。
エンジンに関しては、ギブソンが2028年型パワートレインのサプライヤーに指名された。新しいLMP2パワートレインは、このクラスでエンジンが共通化される以前の2016年以来、初めてターボエンジンが採用される予定だ。
この結果、イギリスのメーカーは現行レギュレーション下ですでに保持しているLMP2カテゴリーの公式エンジンサプライヤーとしての地位を維持することになる。
次世代のLMP2マシンは、北米のウェザーテック選手権にも参戦する予定だ。
[オートスポーツweb 2025年06月13日]
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みんなのコメント
大丈夫なのか?ランボルギーニSC63の出来見ると不安しかない。
オレカにダラーラとマルチマチックでいいと思う。