第12話 グロテスクな縫い跡と初対面 【連載マンガ】初心者バイク女子の「全治一年」から始める起死回生日記

手術をしてから1週間はとても辛かったことを覚えています。
寝ても起きても痛みはあり、さらに足を降ろした状態にすると血がさがるからか、余計に痛みが強くなり……。
日に日に痛みがよくなっていく感覚もなかったので、一体いつ痛みはなくなるんだろうかと途方もない気持ちにもなりました。

そして、1週間が経ったということは、抜糸を行う日です。
リハビリの先生からは、抜糸の痛みは人それぞれだということを聞いていました。
そんなことを言われると、結構痛いんじゃないかと思ってしまいます。

そして、ドキドキしながらも抜糸が始まりました。
先生一人で抜糸を行うのかと思いきや、7人ほどに囲まれて……。
あまりの予想外の出来事に別の意味でドキドキしてしまいました。
もしかしたら、研修の人たちだったのかな？

いざ、抜糸の開始です！
どれだけ痛いかと恐怖していたからか、実際に抜糸をされている最中の痛みの少なさに拍子抜けしました。ほとんど痛くなかったです。
たまに皮膚が引っ張られるような痛みがありつつも、手術した箇所は感覚が鈍くなっているようであまり痛みを感じませんでした。
あっという間に抜糸はおわり、びっくりです。
結構ドキドキなイベントだった抜糸がこんなに早く痛みもなく終るとは！
でも、それまで見ることができなかった手術の跡を見てみると……。
思ったよりグロかったです、自分の足ながら……。

この時点で入院から約3週間。
残りの時間はどんなふうに過ごしていたのかも、次回書いていこうと思います！

マンガと文：イシクラユカ