1月11日、東京オートサロン2024にてスーパーGTのGT300クラスに参戦するTEAM UPGARAGEが2024年シーズンの参戦体制を発表した。
2023年シーズン、ベテランの小林崇志とルーキーの小出峻のコンビで臨んだTEAM UPGARAGEは、絶妙なタイミングでのピットインなど展開も味方につけ、開幕戦岡山と第5戦鈴鹿で優勝。シーズン2勝を挙げてタイトル争いの主役となった。そして第6戦SUGOでも最大ウエイトを搭載しながら優勝争いを展開し、トップチェッカーを受ける活躍を見せたが、再車検で最低地上高がわずかに足りず失格となってしまった。彼らは3勝目が幻となったことで流れを失い、最終的にランキング5位に終わった。
■スバル、2024年もスーパーGT・GT300で不動の体制を継続。スーパー耐久では新車両の導入も明らかに
タイトルに届かなかった昨シーズンのリベンジを期す2024年は、小林と小出のコンビを継続し、車両も引き続きNSX GT3となる。最近は小林のチームメイトにホンダ期待の若手を組ませる形をとっていたTEAM UPGARAGEにとって、2年連続でコンビが変わらないのは2019~2020年の小林/松浦孝亮組以来だ。
発表の中で小林と小出が口を揃えて語っていたのは、第6戦SUGOで車高が「0.6ミリ」足らず、これがタイトル争いに大きく影響したであろうということ。小林は今シーズンは最低でも1回は優勝してチャンピオンを目指すと意気込み、小出は「このメンバーなら(幻となった)3勝目がとれると思っています」と力強く語った。
なお小出に関しては、未だ正式な発表はないもののホンダの育成ドライバーとしてスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)に参戦する模様。SFライツ、GT300共に1年目ながらタイトル争いに関わった小出にとって2024年は、スーパーフォーミュラ、スーパーGTのGT500クラスという国内最高峰カテゴリーへのステップアップに向けての重要な1年になりそうだ。
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