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SRO、2021年GTワールドチャレンジ・アジアの開催をキャンセル。部分開催も断念

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SRO、2021年GTワールドチャレンジ・アジアの開催をキャンセル。部分開催も断念

 SROモータースポーツ・グループの創設者兼CEOのステファン・ラテルは、2021年のファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSのシーズン開催をキャンセルし、2022年のシリーズ再開に目を向けている。

 シリーズを主催するSROは、新型コロナウイルス“パンデミック”の影響が世界各地に広がるなか、9月に予定された中国での2連戦を皮切りに昨年開催されなかったチャンピオンシップを再開させる目論見だった。しかし、この試みは今年4月にキャンセルが発表された東南アジアでの開幕4ラウンドに続き中止されることとなった。

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 ラテルは同地域の現状を考慮し、2021年は選手権を開催しないことを確認した。同氏はSportscar365に対し、「今年のラウンドはない。それが私たちが知っていることだ」と語っている。

 COVID-19の影響で2シーズン続けてチャンピオンシップが開催されていないなか、ラテルは2022年にアジア地域でレースを実施することを「とても期待している」と述べたが、スケジュールの範囲についてはさらなるガイダンスを待っているところだ。

「シーズンの初めにバンクが必要なのか、それともシーズンの途中でそれが必要なのか、ウインターシーズンとするのが良いのか、(それを結論づけるためには)もう少し時間が必要だ」

「私たちはある時点で決定しなければならない。一方、我々は今すぐに決断する必要はなく、あと1カ月は待つことできる」

「いま、進化は非常に速い。COVID-19の感染者数が増加しているときにイギリスのように見えることがあるが、奇妙なことに突然減少している」

「多くの人が感染しているのが分かるが、実際にはもうそれほど亡くなっていない。状況は非常に急速に進化するかもしれない」

■GTWCアジアの中東での開催予定はなし

 また、ラテルはACOフランス西部自動車クラブがAsLMSアジアン・ル・アン・シリーズの2021年シーズンに実施し、2022年も予定している中東アジア開催を行う考えはないと語った。

「アジアで開催されているACOのイベント(AsLMS)は、ヨーロッパからの参加者で構成されている」と彼は述べた。

「一方、私たちはベンジャミン(・フラナソビッチ/シリーズディレクター)のおかげで、アジアのシリーズをアジア人で構成することに成功した。私たちのシリーズにはアジアのチームとドライバーがおり、それが私たちが望んでいることなんだ」

「我々は中東ではなく、極東にいたいと考えている」

 ラテルはこの2年間、アジア地域でシリーズが開催されなかったことによる影響を楽観視し、活動が再開されればシリーズに参加していたチームの多くが戻ってくるだろうと考えていることを示した。

 KCMGやEBM(アール・バンバー・モータースポーツ)、ハブオートなどを含むアジアを拠点とするいくつかのチームはヨーロッパに一時的にワークショップを開設した。これらのチームはすべて今週末、ベルギーで行われているトタルエナジーズ・スパ24時間に挑戦している。

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