2021年のF1日本GPは、10月10日に鈴鹿サーキットで決勝レースが行なわれる予定となっている。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開催することができなかったF1日本GP。F1の日本GPが開催されなかったのは、1987年以降では初めてのことだった。
■コロナ禍で迎える2021年のF1”ホンダ”日本GP。鈴鹿サーキット「できることは全てやって、何とか開催したい」
今シーズンについては前述の予定通り開催することが目指されている。しかし新型コロナウイルスの猛威はまだ収まっておらず、日本GP観戦チケットの発売は8月に遅れており、さらには直前に予定されていたシンガポールGPは中止が決定。今年も日本でF1が見られないのか……と不安に思われている方も多いだろう。
現在の開催可否の見通し、そして準備の状況はどうなっているのか? 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの田中薫社長に訊いた。
「あと4ヵ月、準備を万全にして、ぜひF1日本GPを開催したいと思っています。開催のためにできることはすべてやる……今申し上げられるのはそれだけですね」
田中社長はそう語る。
では通常の開催時と比べて、コロナ禍での開催に向けての調整・準備はどんな違いがあるのだろうか? 田中社長はこれについて、次のように語る。
「F1の場合は、プレイヤーのほとんどが外国人です。現在の日本は、基本的には海外からの入国は拒否ということになっていますが、関係者の入国許可を得なければなりません。そのために、統括団体のFOMやFIAと協力して、ソーシャルバブルの形成をはじめとした徹底した防疫体制を構築しなければいけません」
「今年は人員の数を絞っていますが、それでも1000人以上の規模の外国人が入国することになります。それを完全にコントロールするというのは、これまで誰もやったことのないことです。チームやドライバー、そして関係者が入国できなければ、何も始まらない。そのための準備をするというのが、普段とはまるで違うところです」
これは当然モビリティランドだけで行なう仕事ではないが、そんな中でも宿泊施設の確保等で、担当者は日々奔走しているという。
「ソーシャルバブルを形成するためには、ホテルを一棟借り切るとか、フロア全体を抑えるなどして、他の方々と交わらないようにしなければいけません」
「食事も、他の方と接触しないように摂っていただく。また、ホテルとサーキットの移動中も立ち寄り一切なし、また空港から鈴鹿への移動に公共交通機関は使えませんから、専用車両を手配しなければいけません。そういうことを積み上げていっています」
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