<基本スペックは共通の、ランクルのラグジュアリー版>
レクサスがSUVのフラッグシップモデル「LX」のフルモデルチェンジを発表しました。
>>現行型レクサス LXのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
GA-Fプラットフォームの採用やボディ外板のアルミ化(ボンネット、ドア、リアゲート、ルーフ)によって先代モデル比で約200kgも軽量化。パワートレインは305kW(415PS)を発生する3.5L V6ガソリンツインターボと10速ATの組み合わせとなっています。
勘のいい読者ならお気づきの通り、これらのスペックは先に登場した「トヨタ ランドクルーザー」と共通…つまり新型LXは先代に引き続きランドクルーザーのラグジュアリー版という位置づけです。
といっても、ボンネットからバンパー下端まで届く大きなスピンドルグリルはレクサスのトップモデルであることを主張しています。このグリル、アウターフレームをもたないのが特徴で、7組のフローティングバーによって立体形状を作っています。また、バンパー左右のサブグリルが飾りではなく冷却性能のためというのも機能美を感じさせます。
<ヘッドランプやサスペンションはLX独自の先進メカ>
ヘッドランプは「レクサス RX」につづいてブレードスキャン・アダプティブハイビームシステムを採用しています。高速回転するミラーとLED光源を使った最新の配光システムで、対向車や歩行者を幻惑しないように照射パターンを可変させることができる最新のメカニズムです。
サスペンションもランドクルーザーとは一線を画していて、先代LXに引き続き車高調整ができるアクティブハイトコントロールを採用。このサスペンションは、油圧バネと金属バネを併用するもので、前後にバネレート切り替え機能がついたのが今回の進化点となります(先代ではフロントのみ)。
車高は乗降用のロー、通常走行用のノーマル、オフロード走行用にハイ1、ハイ2と計4パターンを基本としていますが、オフロード走行時には様々な電子制御と協調して車高を最適に変化させる機能も備えます。足元にレクサス最大径となる22インチの鍛造アルミホイールを履くのもラグジュアリーなフラッグシップモデルならではでしょう。
<納車待ちはランクル以上か? 欲しいなら早めのオーダーが吉>
このように基本となるアーキテクチャはランドクルーザーと兄弟関係にあるLXですが、比べていくと随所にレクサスらしい装備が備わっています。
その象徴が4名乗車の専用キャビンをもつ「エクスクルーシブ」グレード。このグレードの主役は後席で、左右独立式なのはもちろん助手席側には最大48度のリクライニングができるオットマンを装備、レッグスペースは1mも確保している超贅沢仕様です。
イギリスの名門レンジローバーを「砂漠のロールスロイス」と称することがありますが、あらゆる道を快適に移動できるLXはさながら「砂漠のレクサスLS」という印象。ランドクルーザー譲りの絶大な信頼性もあって、世界の富裕層が注目するモデルとなるのは確実でしょう。
なお、スタンダードなLXについては3列シートの7人乗り仕様が基本となります。こちらには、2列目シートを電動で折りたたむ機能が備わっているというのもランドクルーザーとは異なるところです。
ところでランドクルーザーはいまオーダーしても3年待ちとも言われ、レクサスLXも似たような状況が予想されます。価格は未発表ですが、値段を気にせずオーダーを入れられる人だけが、発売直後のオーナーになれるのかもしれません。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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みんなのコメント
ガンダムと一緒でどんどんキツくなるわ
揶揄が連なってる。