8月15日、NTTインディカー・シリーズに参戦しているレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)の30号車のドライバーが、ジャック・ハーベイからコナー・デイリーへと変更されることが明らかになった。
この変更は8月26~27日にワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ(WWTR)で開催される第15戦ゲートウェイのみで、以降の大会で起用するドライバーについては未定だという。
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RLLの共同オーナーであるボビー・レイホールは、「最初に、昨シーズンから1年半、チームのために努力してくれたハーベイに感謝したい。彼は、100%チームに協力してくれた。しかし我々は、チームと彼に値する結果を残すことができなかった」と語った。
「我々は、残りの3レースをほかの才能を発掘するために使おうと思っている。だから、コナー(デイリー)がセントルイスでチームに加わってくれて、とても嬉しいし楽しみだ。彼はとても速いし、努力家だから、チームにさらなる価値をもたらしてくれるはずだよ」
31歳になるデイリーは、2013年のインディカー・シリーズデビュー以来これまでに107戦に出走し、2020年のアイオワ戦では初のポールポジションを獲得。次戦ゲートウェイでの大会にはこれまで6度参戦しており、2017年の5位を含む4度のトップ10フィニッシュを記録している。
今シーズン中盤にエド・カーペンター・レーシングから離脱し、第9戦ミド・オハイオでクラッシュしたシモン・パジェノーの代役として出走した第11/12戦アイオワ戦以来の参戦となるデイリーは「RLLで走るということは、大きなチャンスを意味している」と語る。
「チームの共同オーナーであるボビー(レイホール)やマイク(ラニガン)、デイビッド(レターマン)たちのことは良く知っているんだ。僕が小さいころから家族と仲良くしてもらっていたからね。だから、今回のチャンスはとても特別なものなんだ」
「もちろん、彼らの求める結果を出すために全力を尽くすつもりだし、大好きなトラックのWWTRで再びインディカーに乗ることができることも嬉しいよ」
2022年シーズンからRLLに加わったハーベイは、これまで30戦に出走し、最高位は昨年のナッシュビルで記録した10位だった。
ハーベイは、『X(旧Twitter)』にて、コメントを発表している。コメント全文訳は以下のとおりだ。
「RLLで僕が求められた結果を出すことができなかったことは、なんの偽りもない。努力が足りなかったわけでもないし、僕はチームの一員として毎戦すべてを出し切った」
「これまでの2年間、僕のために努力してくれたチームのみんなに感謝している。この挑戦はとてもエキサイティングなものだったし、いつも頼りになるサポートをしてくれたクルーのみんなが大好きだ」
「将来がどうなるかなんて、誰にもわからない。僕はインディカーで新たなシートを獲得するために、自分がレーシングドライバーとしてできることを最大限アピールしていくよ」
「今回のことを引きずることなく、失敗を活かして次のことに取り組んでいこうと思う。これは自分の物語のうちのひとつのチャプターに過ぎない。いつの日か走る次のレースを楽しみにしているよ」
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