1.6リッターエンジンで「300馬力」超え！ 超パワフルなトヨタ新「GRカローラ」がスゴい！ ド派手な“赤内装”＆画期的ミッション搭載！ 進化した「本格スポーツ仕様」とは！

■304馬力・400Nmを発揮する1.6リッターターボ搭載！

　TOYOTA GAZOO Racing（以下、TGR）は2025年3月3日、「GRカローラ」の改良モデルを発売しました。

　GRカローラは2022年3月に登場した、5ドアハッチバック「カローラスポーツ」をベースにしたハイパフォーマンススポーツモデルです。

　エクステリアはカローラスポーツを基本にしつつ、フロント・リアフェンダーを30mm拡幅。アグレッシブな大開口部のフロントロアグリルやサイドフェンダーダクト、デュフューザー形状のリアバンパーロアし、戦闘力の高さを主張しています。

　インテリアではスポーツ走行時の視認性を考慮したメーターに加え、車両の挙動をコントロールしやすいようにショートストロークのシフトレバーと手引き式のパーキングレバーを装備しました。

　ボディは、GRカローラ用にリアホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加したほか、CFRP素材のルーフパネルを装着するなど、パワフルなパワーユニットに合わせた剛性の強化と軽量化を実現しています。

　そんなGRカローラに今回発売された改良モデルでは、スーパー耐久シリーズなどのモータースポーツ参戦での知見を生かし、高速コーナーでの旋回性能、加速性能や冷却性能などを改良しました。

　具体的には、前後ショックアブソーバーの構造変更やトレーリングアームの取付点上昇、リアのスプリング・スタビライザーのばね特性見直しなどを図っています。

　パワーユニットは、「GRヤリス」にも搭載される1.6リッター3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」ですが、排気効率向上やピストン材質変更、過給圧の変更などを図り、最高出力は304馬力を発揮。改良モデルでは、中速域のトルクを30Nm増加させ、最大トルクは400Nmへと向上しています。

　これに前後駆動力可変のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」と、6速iMTを組み合わたほか、改良モデルでは、2024年1月にアップデートされたGRヤリスと同じく、8速AT「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission（GR-DAT）」が追加設定されました。

　このGR-DATは、世界トップレベルの変速スピードを実現したスポーツATで、運転状況を先読みし、プロドライバーがシフト操作するのと同じようなタイミングでギア選択することで、ドライバーが運転操作に集中でき、よりスポーツ走行を楽しめるといいます。

　冷却性能では、GR-DAT搭載車にはエンジン始動時の暖気もかねる水冷式ATFウォーマー＆クーラーに加え、空冷式ATFクーラーを標準装備。またスポーツ走行を考慮して、エンジン冷却を強化するためにサブラジエーターを設定しました。

　このほか、冷却用空気の排出ダクト構造やフロントブレーキに走行風を導くブレーキダクトも採用しています。

　空力性能ではバンパー形状が変更され、フロントコーナーでは乱気流を発生。一方、サイドは空気の流れを乱さないような形状にするなど、デザイン性と機能性の向上も図りました。

　また、ABSやステアリングなどシャシ締結部の変更、クラッチの操作性も改良を図り、操縦性や安定性を高めています。

　そして、日本仕様のGRカローラでは、対象のサーキット内にいるとGPSで認識された場合に、性能をフルに発揮できる「サーキットモード」を新設定。

　サーキットモードでは、アンチラグ制御の追加やスピードリミッターの上限引き上げ、クーリングファンの出力最大化、シフトタイミングインジケーターを利用することが可能となるなど、スポーツ走行向けの機能が用意されました。

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　改良モデルのGRカローラの価格（消費税込、以下同様）は、6速MT車が568万円、GR-DAT車が598万円です。

　なお、オプションで、専用セミバケットシートやウルトラスエード素材のステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキなどを備え、鋳物ブラックの加飾パネルなどをあしらった上質な「SPORT Package」を新たに設定。

　レッドシートベルトや各所にレッドステッチをあしらうなど、の特別感のあるインテリアに仕立てることができます。

　SPORT Packageの価格は25万3000円です。

Comments

[y_m********]

1.6リッターで300PS超えは凄いけど　たっか・・・・

[bnr********]

“レッドシートベルトや各所にレッドステッチ”だけで赤内装って言う？