ゴルフGTIに改良 2024年デビューか
ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、ハッチバック車のゴルフGTIの改良を計画している。今回、開発中のプロトタイプが欧州で目撃された。
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第8世代に数えられる現行型ゴルフは、2024年に改良新型が発表予定だ。標準車ではマイルドハイブリッドやPHEV(プラグインハイブリッド)を導入するが、高性能モデルのゴルフGTIでは引き続き内燃エンジンのみを搭載する見込みである。
搭載されるEA888型2.0L 4気筒ガソリンターボエンジンは、現行型では最高出力245psを発生し、0-100km/h加速6.3秒、最高速度250km/hに達する。ゴルフGTIクラブスポーツは最高出力300ps、四輪駆動のゴルフRは最高出力330psを発生する。
フォルクスワーゲンは新型ティグアンとパサートに、最高出力を266psに引き上げた4気筒ガソリンを搭載する。ゴルフが両車と同じMQBエボ・プラットフォームを採用していることを考えると、今度の改良でエンジンが強化される可能性が高い。エンジンの出力向上と同時に、シャシーにも改良が加えられ、ダイナミクスを磨くものと予想される。
また、廃止が見込まれていたMT(マニュアル・トランスミッション)も、排ガス規制ユーロ7の緩和に伴い、存続する可能性がある。
従来のユーロ7の導入内容では、フォルクスワーゲンの企業平均排出量を削減するために、ゴルフの全モデルから6速MTを廃止せざるを得ないとされてきた。現在、ATよりもMTの方が燃費と排出量で不利となっている。しかし、今年9月に欧州委員会が要件緩和と導入延期の構えを見せ、事態は大きく動いた。
とはいえ、MTのゴルフGTIは一部市場ではもう販売されておらず、8月に米国で発表されたGTI 380スペシャルエディションも「最後のマニュアル」と説明されている。規制に振り回される形となったが、MTの行方については引き続き見守っていきたい。
一方で、インテリアとインフォテインメント・システムの刷新はほぼ確実だ。2020年の発売以来、ゴルフを悩ませてきた使い勝手と質感、信頼性の問題を改善してくるだろう。今回、カメラマンが撮影したプロトタイプを見ると、12.9インチのタッチスクリーンと新デザインの10.4インチ・インストゥルメント・ディスプレイが搭載されるようだ。
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