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雑誌と読者をつなぐ「VIPSTYLE MEETING 2025」に高級セダンが大集合! 8月10日に「VIPSTYLE MEETING サマーフェスティバル」を開催

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雑誌と読者をつなぐ「VIPSTYLE MEETING 2025」に高級セダンが大集合! 8月10日に「VIPSTYLE MEETING サマーフェスティバル」を開催

20年以上の歴史を持つ高級セダン・ドレスアップマガジン『VIPスタイル』

ドレスアップセダンの専門誌『VIPスタイル』は、老舗の媒体として今でも大人気です。現在は雑誌名を『VIPスタイルプラス』として不定期発行となっていますが、その人気は衰え知らず。編集部は年に2回ほど、愛読者の皆さんとの交流を目的にミーティングを実施しています。今回は、2025年4月6日に山口県で開催されたイベント「VIPSTYLE MEETING 2025」の模様をお伝えします。

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1987年以降に誕生したトヨタ&日産の高級車たちが続々登場

高級セダンをベースにして、車高を落とし、エアロを装着してドレスアップを楽しむクルマのカスタムジャンル。それがVIPだ。読み方は英語読みの「ヴイアイピー」ではなく、日本語読みで「ビップ」。その起源は、暴走族などのセダンをベースにした改造車文化といわれている。

このVIPと呼ばれるカスタム文化の発祥となるポイントは、1987年にあるといわれる。バブル景気に後押しされたトヨタ、日産の各社が続々と高級セダンを発売し、この年にトヨタ8代目13型「クラウン」が登場する。翌年1988年には、日産初代Y31型「シーマ」。1989年はトヨタ初代10型「セルシオ」と日産「インフィニティQ45」。そして1990年に日産3代目G50型「プレジデント」、1991年ではトヨタ初代「クラウン マジェスタ」も登場し、VIPというカスタム文化が誕生するきっかけとなるベース車両がこの5年間で立て続けに登場しているのだ。

おじさんのセダンから若者のオシャレなクルマに変化

バブル景気の影響でこれらの高級車の販売台数が増加。トヨタ8代目「クラウン」は、同じメーカーの世界的大衆車であるトヨタ「カローラ」を月間販売台数で上まわったことがあった時代だ。新車で爆売れした高級車が、今度は中古車として市場に流れてくる。若かりしころは改造車などで楽しんできたユーザーたちが、それらを卒業すると同時に目を付けたのが中古の高級セダンだったのだ。

当時は高額ローンの審査が簡単に通過できた時代。若者たちの多くはオヤジグルマでかっこ悪いと思っていた高級セダンをそれまでに自分たちが培った改造のセンスを取り入れることで、オシャレに高級セダンを乗ることを始めていった。

しかも、その潮流を敏感に察知した某改造車雑誌が、それまでの派手な改造車とは別枠で、この高級セダンを楽しむユーザーを紹介する企画「V・I・P(ヴイアイピー)倶楽部」をスタート。その企画タイトルがいつしかドレスアップした高級セダンの総称として、「VIP(ビップ)」と呼ばれるようになっていったのだ。

開催が危ぶまれた2000年創刊『VIPスタイル』主催の第1回「VIPスタイルミーティング」

こうして1990年代半ばにはすでに、VIPカーというジャンルが巷に誕生したのだ。その人気を支えるべく、交通タイムス社では『VIPスタイル』という専門誌を2000年に創刊。長らく月刊誌として発行を続け、2017年に隔月刊化へ移行した。そして現在は『VIPスタイルプラス』として、不定期での発行を継続。歴史の長いドレスアップ専門誌として、ユーザーに親しまれている。

その編集部が自らイベントを主催するようになったのが、2017年10月だった。初開催の場所として選んだのは、岡山県美作市にある岡山国際サーキット。当日は台風直撃という予報が出ていたため、近隣のイベントは延期や中止に追い込まれる事態に。しかし、VIPスタイル編集部が主催する初めてのイベントとしての記憶を残すため、この第1回VIPSTYLE MEETINGを強行。このときはすべて当日エントリー制という状況だったにも関わらず、約350台ものセダンの強者どもが来場。その結果、この第1回目のミーティングは、伝説として今でも語り継がれている。

その後は、2019年に栃木県芳賀郡茂木町にあるツインリンクもてぎ(現モビリティリゾートもてぎ)にて第2回目を開催。コロナ禍となった2020年から2021年の2年間は実施せず、2022年には千葉県長生郡長柄町のロングウッドステーション。2023年は岡山県笠岡市の笠岡ふれあい空港と、静岡県浜松市の浜名湖ガーデンパークの2カ所で開催。そして、2024年は再び岡山国際サーキットとロングウッドステーションで実施し、2025年は、山口県山口市のきらら博記念公園を選んだのだった。

セダン好きが交流するための場として

VIPSTYLE MEETINGの特徴は、その名の通りミーティング形式での開催であることだ。参加者の投票による10台限定のアワード表彰も用意されているが、どちらかといえばユーザー同士をはじめ、ユーザーと出展社。そして、ユーザーと出展社と編集部が深く交流できる“コミュニケーションの場”の提供、という趣きが強い。そんなこともあり、編集部主催ではあるもののユーザーにとって親しみやすいところが人気なのだ。

2025年最初の会場に選んだきらら博記念公園は、VIPSTYLE MEETINGとしてはもっとも西方面のエリアで実施したイベントになる。そのため九州地方や地元・山口、広島、四国からのエントリーがあり、それと同じくらい関西圏から遊びに来てくれるユーザーも多数いた。

なお、2025年はさらに大阪府泉大津市にある泉大津フェニックスにて「VIPSTYLE MEETING サマーフェスティバル」を8月10日に開催することが決定。この日は軽自動車限定の人気イベント「KING OF K-CAR」との併催となっており、さらに大規模フードフェスと人気ガールズバンド・Risky Melodyのライブ開催も確定。広大な会場でこの4イベントが同時開催となるため、当日は多くの来場者で溢れること間違いなし。すでにエントリー受付も開始しているので、興味がある方はVIPスタイルの公式WEBサイトをチェック!

文:Auto Messe Web 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)
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みんなのコメント

4件
  • ore********
    そして読者はVIPとは最も遠い人たちのみ
  • エガちゃんねらー
    健全な峠の暴走族として
    こういうのは嫌いではないですが
    そこまで着地して大丈夫なんスか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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