フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、F1第2戦サウジアラビアGPでシャルル・ルクレールと彼のレースエンジニアとの間で生じたミスコミュニケーションについて対処すると述べており、「あれはいい指示ではなかった」と認めている。
サウジアラビアGPの決勝レースで、ルクレールは第1スティントでの力強い走りによって、16周目に行った唯一のピットストップでルイス・ハミルトン(メルセデス)をアンダーカットし、12番グリッドから5番手まで順位を上げた。しかしながらハミルトンはその2周後にセーフティカーが導入された際にタイヤ交換を行い、極めて重要なことにこの時点で7番手だったルクレールの前に出てきた。
開幕2戦は期待外れに終わったフェラーリF1。代表はマシンの能力を評価も「最大限の力を引き出せていない」と指摘
リスタートに先立って、ルクレールはレースエンジニアのシャビエル・マルコス・パドロスから次のように伝えられた。
「ハミルトンがピットに入ったので、セーフティカーライン1からプッシュしよう」
苛立っていたルクレールはその指示に驚き、「シャビ、それはもっと早く言うべきだ!」とすぐに言い返した。
「状況はクリアで、僕たちは誰とも争っていないと思っていた」と、ルクレールは後に説明した。
「だから少し間隔を空けて、(リスタート前に)タイヤをプッシュしようとしていた」
「そうしたら、1コーナーの手前だったと思うけれど、シャビが僕たちはハミルトンと争っているから、デルタ(差)の限界のところで走るのでは遅すぎると言ってきた」
ルクレールは、僚友カルロス・サインツのひとつ下の7位でレースを終えたが、ふたりともハードタイヤでペースを発揮するのに苦戦した。レース後にバスールは、ルクレールのストラテジストは「いい指示」を出さなかったと認めたが、このミスの重要性は最小限だと評価した。
「あれはいい指示ではなかった」とバスールはメディアに語った。
「これは大きな問題ではなく、我々の側で焦点を置くのは間違いだと考えている」
「その詳細について話すことは控えたい。あれはミスコミュニケーションであり、正すために話をしなければならないだろう。週末を通して一番の問題だったわけではない」
大局的に見れば、このミスコミュニケーションによるエラーは確かに小さな問題であり、フェラーリのパフォーマンス不振とレッドブルとの差の方がチームにとってはるかに大きな懸念事項だ。バスールは、チームは冷静に自分たちのことに集中していくと述べている。
「ギャップのことや、ギャップを縮められるだろうかと考えたりすることは、正しい姿勢とは言えないと思う。我々自身のことに集中しなければならない。我々の弱点についてはわかっており、その点を改善しなければならないということだ」
「妥当なステップを踏めば、結果はそのうちわかることだ。しかし将来の可能性や開発などについて考え始めたら、それは道を外していると思う」
「改善しなければならないことはわかっているし、そうすることが我々のスポーツのDNAだと考えている」
「現状のDNAによることだけではない。作業をしなければならないことは認識しているし、今後も継続していく。明日の朝から私がオフィスで猛烈に仕事を推し進めることは確かだ」
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みんなのコメント
レースが終わるたびに「実は早かったのは・・・」「あそこでこうなっていれば・・・」コメントが躍るでしょう
小さい事だと見過ごしてるからデカい差になっている事に築がないんだわね。