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ピエール・ガスリー、アルピーヌでの前半戦は”最も不運な年”と評価。「後半戦での改善を期待」

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ピエール・ガスリー、アルピーヌでの前半戦は”最も不運な年”と評価。「後半戦での改善を期待」

 F1の2023年シーズンは前半戦が終了し、現在はサマーブレイク期間となっている。前半戦を振り返ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、相当な不運に見舞われてきたと語った。

 ガスリーはレッドブルの育成ドライバーとしてF1までたどり着いたが、昨年限りで同社傘下のアルファタウリを離脱し、今季からアルピーヌへ加入することを決めた。

■「ホンダF1

 2022年にコンストラクターズランキング4位となったアルピーヌで、さらに上を目指すことを期待していたはずのガスリー。しかし2023年前半戦が終了した今、アルピーヌはランキング6番手と期待通りのポジションとはなっていない。

 社内政治にもアルピーヌは翻弄されており、CEOのローラン・ロッシやチーム代表のオットマー・サフナウアー、スポーティング・ディレクターのアラン・パルメイン、そしてチーフ・テクニカルオフィサーのパット・フライなど、首脳陣が大量に退職。チームは安定からは遠い状態にある。

 ガスリーはこれまでのアルピーヌでの戦いを振り返ると、簡単ではなかったと認めている。特にオーストラリアGPでのエステバン・オコンとの”同士討ち”による大量のポイント獲得のチャンスを失ったことも不運だったと考えているようだ。

「様々な理由から、かなり難しい前半戦だったと思う」

 ガスリーはそう語った。

「全体的に見て、僕らは他のシーズンと比較してもF1で最も不運な状況だったかもしれないと思う」

「何度もチャンスを逃してしまった。それが雪だるま式に影響を及ぼして、最終的な結果には大きな違いを生んでしまった。だからパッケージのポテンシャルを最大限に反映していないことは明らかだ」

「ただその一方で、僕らは今年初めに目標としていたほどには競争力がない」

「アルピーヌは2022年に4位とかなり強力な位置でフィニッシュした。でも今年はアストンマーチンの後方で、5番手のチームとしてスタートした。そしてマクラーレンがここまでのところ上手く開発してきて、僕らは6番手に蹴落とされてしまった。つまり、言うまでもなく今季の目指していたところではないんだ」

「これで僕らの期待に応えている、と言ったら嘘になるだろう。だけどまだ後半戦が残っているし、開発面でもまだかなり多くのモノが予定されている」

「シーズン全体を好転させることはできないかもしれないが、僕は後半戦でより改善された姿を示すことができるのを間違いなく期待しているんだ」

 またガスリーは、今季マシンA523には取り組むべき問題がいくつもあり、何か1つを改善すればいいというわけではないと語っている。

「当然、改善すべき領域はいくつもある」とガスリーは言う。

「全体的なダウンフォースもそうで、これを改善すればより速くなれるだろう」

「そして言うまでもなくコーナーのバランスもそうだ。様々なコンディションでの敏感さも、またひとつのトピックになっている」

「現時点では、僕らはそれら全てを追求している。だから1つの分野が他よりも弱いというわけじゃないんだ。僕たちはパッケージをより強力なモノにしようとしているだけだ。そして、目指しているほどの一歩は、まだ踏み出せていない」

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