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海外メーカーに衝撃を与え「空前の大ヒット」を記録。レクサスを語る際に外せないモデルたちに注目。

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海外メーカーに衝撃を与え「空前の大ヒット」を記録。レクサスを語る際に外せないモデルたちに注目。



1989年の北米デビューから数えて今年で36年、世界屈指のプレミアムブランドに成長を遂げた「レクサス」。ここでは、その人気が確立された黎明期のモデル、レクサスを語る際に外せないモデルたちに注目してみよう。

→【写真 16枚】レクサスを語る際に外せないモデルの写真ギャラリー

●文:月刊自家用車編集部

1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て

レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比べるとESは見劣りしたが、日本ではウィンダムとして販売された1991年登場の2代目ESからは人気も実力も急上昇。ESは5代目以降は日本未導入だったが、2018年に7代目(現行ES)で復活することになった。

◆LS400(1990)

―― レクサス LS400(1990)

◆ES250(1990)

―― レクサス ES250(1990)

1991年 スポーツクーペ「SC」がデビュー

1991年に初代が登場したレクサス初のパーソナルクーペのSCは、日本では3代目ソアラとして販売されたモデル。北米ではソアラにはないV8の4Lエンジン搭載車も設定されていた。

◆SC400(1992)

―― レクサス SC400(1992)

1993 アッパミドルセダン「GS」がデビュー。ラインナップ拡大が本格化

LSに次ぐクラスとして1993年に投入。ラグジュアリーを意識したESに対して、走りを意識したキャラが特徴。日本ではアリストとして販売されたモデルだが、ターボも搭載された日本仕様に対して、レクサスはNAのみの設定だった。

◆GS300(1993)

―― レクサス GS300(1993)

1996年 レクサス初のSUV「LX」がデビュー

ランドクルーザー80をベースに、本革シートや本木目パネルなどを装備してアップグレードしたレクサスモデルがLX。2代目からは100系ベースとなった。

◆LX450(1998)

―― レクサス LX450(1998)

1998年 「RX」が空前の大ヒットを記録

今日では各社が競ってラインアップする高級オンロードSUVの先駆けとなったのがRX。日本ではハリアーとして人気を呼んだモデルだ。オンロードを快適に走れ、オフロードも走れる高級SUVというコロンブスの卵的な商品企画は、「SUVとはオフロードがメインのクルマ」という固定観念から逃れらない海外メーカーに衝撃を与えたことでも有名だ。

◆RX300(2000)

―― レクサス RX300(2000)

1999年 日本のアルテッツアが「IS」として北米市場でデビュー

後輪駆動のスポーツセダン「IS」の初代は、日本ではアルテッツアとして販売されたモデル。ただし、北米仕様のISのエンジンは全車6気筒の2L&3Lで、内装も高級ブランドらしい仕立てと、まるで別物に仕上げられていた。

◆IS300(2005)

―― レクサス IS300(2005)

2002 LXの弟分としてGXを投入

ランドクルーザープラドをベースに開発されたGX。本格オフロードの流れを汲んだこのモデルは、レクサスブランドとしては唯一、頑丈なフレームとリジッドのリヤサスペンションを持つ、タフな高級車として世に送り出された。これまで、国内未導入のモデルであったが、先日ワールドプレミアされた3代目は国内導入も噂されている。

◆GX470(2003)

―― レクサス GX470(2003)

2005 日本にレクサスブランドを本格導入。スタート時は「IS」「GS」「SC」の3モデルをラインナップ

北米での大成功を引っ提げて、レクサスブランドが生まれ故郷の日本で立ち上げられたのは、2代目のISとGSがデビューした2005年。国内では、バブル景気崩壊後も高級輸入車の販売台数が伸び続けた一方、クラウンなどの従来の高級車の顧客が流出していた。その流れを食い止めるのもレクサスの使命だった。ちなみに4代目となるLSは、翌2006年に上陸を果たしている。

◆IS350(2006)

―― レクサス IS350(2006)

◆GS430(2007)

―― レクサス GS430(2007)

2009 スーパースポーツ「LFA」を発表

ブランド再構築の一環として、スポーティで個性的なブランドをめざすレクサスの象徴として誕生したスーパースポーツカー「LFA」。かのトヨタ2000GTと同様に、ヤマハとの共同開発がなされ、ハンドメイドのカーボンボディにV10エンジンを搭載。世界500台の限定生産で、2010年から2012年末まで、約2年をかけて生産された。

◆LFA(2011)

―― レクサス LFA(2011)

2014年 新世代レクサス「RC」と「NX」を相次いで投入

保守的な高級車イメージを払拭する、先鋭的なモデルとして登場したのが、ラディカル(急進的な)クーペに語源を持つRCと、個性派SUVのNX。いずれもエモーショナルなデザインを最大の特徴とし、RCにはV8の5Lを搭載する「RC F」も設定。NXにはレクサスブランド初のダウンサイジングターボエンジン車も設定された。

◆RC F(2015)

―― レクサス RC F(2015)

◆NX200(2015)

―― レクサス NX200(2015)

2017 ラグジュアリークーペ「LC」がデビュー

LCはドリフトも可能なハイブリッドを謳う大型スポーツクーペ。3.5LのV6を積むハイブリッドモデルでも、システム出力359PS。V8・5Lのガソリン車は477PSを誇る。世界で戦える実力と品格を併せ持つ、レクサスのもう一つのフラッグシップだ。

◆LC500(2018)

―― レクサス LC500(2018)

2022 最新電動技術が注がれたバッテリーEV「RZ」が登場

レクサスは、2030年までにすべてのラインナップをバッテリーEVに切り替えることを公言しているが、2022年にその先駆けとして発売されたのがRZ。EV専用プラットフォーム「e-TNGA」にフロント/リヤに強力な駆動モーターを配置した「DIRECT4」AWDシステムを採用。ミドル級SUVながら、0-100km/h加速は5.3秒を記録するなど、レクサスらしい走りの魅力を追求したモデルに仕立てられている。

◆RZ450e(2023)

―― レクサス RZ450e(2023)

文:月刊自家用車WEB 月刊自家用車編集部
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みんなのコメント

8件
  • mn5********
    ハリアーはすごかったな 「こういうのでいいならウチでも作れる」って各社が参入したけどベントレーまで出すとは思わなかった
  • fxnhe501
    GMのビュイック・ブランドがアメリカで生き残れているのは、RXの成功に露骨に便乗した新型車ランデブーを出したから。ランデブーの兄弟車であるアズテックを出したポンテアックとは、文字通り明暗を分ける結果となった。

    ランデブーとそれに続くアンクレイブの成功がなければ、ビュイックの商標は上海汽車に売られてアメリカからは消滅していただろう。現在のビュイック車の中で唯一アメリカで生産されるアンクレイブは、先日フルモデルチェンジした新型が登場したばかりである。
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