レッドブルでモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、苦戦が続く角田裕毅について、状況は改善している一方で適応スピードが課題だと指摘した。
リアム・ローソンに変わって第3戦日本GPからレッドブルに昇格した角田だが、チームメイトで4度の世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが直近7戦で101ポイントを獲得している一方で、7ポイントに留まっている。
■セーフティカーが出なければ、角田裕毅は入賞まで届いた? ホーナー代表示唆「かなり近いところまで接近できたはずだ」
先日のスペインGPでは、角田はまさかの予選最下位。レッドブルのセカンドドライバーとしては前任者リアム・ローソン以来の結果となった。
マルコはオーストリアのServusTVに対して「今、角田裕毅も苦労しているのが分かるだろう。以前のチームメイトたちと同じようにね」と語り、レッドブルの2025年マシンであるRB21に対して「対応できるのはマックスだけだ」と厳しい現状を明かした。
しかしその一方で、角田はフリー走行でフェルスタッペンに接近したタイムをマークすることができるものの、状況が刻々と変化する予選では適応スピードの差で大きく突き放されてしまうとマルコは言う。
「(ローソンと比べて)ユウキの状況は、ある意味良くなっている。フリー走行では0.1秒差で走ることもある。しかし予選になると、マックスが真のステップアップを果たし、ユウキはついて行くことができない。それを補おうとしてミスを犯してしまう」とマルコは語った。
「そして、もうひとつ、我々のマシンは初日にひどい状態になることが多い。そのため、かなり大きなセットアップ変更が必要になる。マックスはすぐに適応できる」
「一方でユウキは適応に数周が必要で、予選ではその猶予が残されていない」
角田はエミリア・ロマーニャGPの予選Q1でマシンが大破するクラッシュを喫し、アップデートされたばかりのフロアを失った。それ以降、スペアパーツ不足の問題から角田は旧パッケージでの走行を強いられたが、マルコ曰く、最新パッケージと旧パッケージでは0.2~0.3秒の開きがあるという。
「彼が改善し続けることを期待している」とマルコは続けた。
「バルセロナでは、イモラでのクラッシュのせいで(フェルスタッペンと)同じスペックではなかったと言っておく必要がある……新しいフロアの作成には約3週間かかる。単純に時間が足りなかった。マシンだけで0.2~0.3秒のハンデがあった」
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