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街にあふれる「アルファード」 なぜ「先代」も“高い”? すでに“型落ち”でも「現行型」に迫る「高リセール」維持する理由とは

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街にあふれる「アルファード」 なぜ「先代」も“高い”? すでに“型落ち”でも「現行型」に迫る「高リセール」維持する理由とは

■なぜ「先代アルファード」が今でも高い?

 いまや高級ミニバンの代名詞ともいえるほど不動の人気を誇る、トヨタ「アルファード」。2023年6月に4代目へモデルチェンジをはたしましたが、新型の納車遅延も相まって中古車市場では先代の3代目がいまだ中心となっています。
 
 そして、その3代目がまだまだ高値をキープしているという事実。最新型が登場してから1年以上経っても、なかなか下がらない相場はなぜなのでしょう。

【画像】「えっ…」 これが「リセール“最強”のアルファード」です!(54枚)

 まずは、2024年7月現在でのアルファードの中古車状況から見てみましょう。

 初代から4代目まですべてのモデルで、市場に流通している台数は5200台ほど。そのうち3代目は3800台を超えていて、アルファード全体の70%以上を占めています。

 3代目の相場平均価格は約460万円。4代目の登場直後に比べれば価格は落ち着いてきてはいますが、3代目の新車当時の価格を見れば異常なほど高額で相場が推移していることがわかります。

 最上級グレード「エグゼクティブ ラウンジ」に関しては、いまだ1000万円近いプライスタグをつける個体が見られるほど。それだけ人気の高さがうかがい知れます。

 新車時には300万円台から選べたアルファードでしたが、平均価格460万円にまで高騰している理由は、「異常なほど需要が高いから」という理由に尽きます。ただ、その需要を高くしている要素はいくつかあります。

 まず最初に考えられるのは、現行4代目の普及が遅れていることでしょう。

 トヨタの公式サイトでは工場出荷時期目処が「詳しくは販売店にお問い合わせください」と、登場時から表記が変わらず。はっきりとした納期がわからない状況が続いています。

 同時に、4代目にはトヨタの転売防止策が購入時に徹底されているため、登場から1年以上経った現在でも中古車市場には200台ほどしか出回っていないことも拍車をかけます。

 現行モデルが手に入らないなら、中古でのニーズは旧モデルに自然と移るもの。これが3代目の需要を高くしている理由のひとつだと考えられます。

 そして、忘れてはいけないのが海外での需要が非常に高まっているという点です。

 アジア圏を中心に広まっていったアルファードの人気は、いまや世界中に拡大。広大な室内に大型のシートでくつろぐMPV型のショーファーカーは、新たなVIP御用達として注目されています。

 海外輸出をおもに扱う中古車業者のなかでも、当然アルファードに注目が集まっています。トヨタでは、「ランドクルーザー」や「ハイエース」が海外での人気車の定番でしたが、最近ではここにアルファードも加わりつつあります。

■国内「不人気モデル」が好調か

 さらに興味深いことが、HEV(ハイブリッド車)が人気の国内市場と違い、海外ではV型6気筒3.5リッター ガソリンエンジン車が一番人気ということです。

 これは、HEVの扱いに慣れている整備士がまだまだ少ないという点もありますが、世界的に見ればまだまだガソリン車の需要が高いことがわかります。

 3代目の3.5リッター車は、元々販売台数が少なく国内での需要はあまり多くありません。

 燃費や税制が低人気の理由ですが、それらがそこまでシビアではない海外の国では3.5リッター車はもっともパワフルなので人気が高くなります。

 もうすでに海外輸出業者によって3.5リッター車はかなりの数が買われているようで、最近では3.5リッター車の相場も上がってきています。

 これからもし3代目を購入しようと考えているなら、間違いなく3.5リッター車が一番オススメです。

 海外需要が高いことに加え、最新の4代目ではすでに選択できないパワートレインとなっているからです。流通台数が減る一方のこれからは、さらに価値が上がると予想できます。国内で乗るには確かに維持費が高くつきますが、その分リセールも期待できると考えていいでしょう。

 グレードでは、最上級のエグゼクティブラウンジが圧倒的に需要が高くなっています。

 ただし、中古車相場も桁違いに高騰していますので、これから購入するとかえって高くついてしまうかもしれません。購入できればこの上ないのですが、実はその一つ下のグレードである「GF」や「SC」も狙い目です。

 こちらにはエグゼクティブパワーシートという、大型アームレストやオットマンの備わった豪華なセカンドシートが装備されています。このシートは一見するとエグゼクティブラウンジと見間違うほどの立派さ。セカンドシートの豪華さならば、こちらも人気のグレードです。

 流通台数は少ないですが、エグゼクティブラウンジよりは相場は低いので出会えればラッキーなグレードといえるでしょう。

 逆にこれから購入するにはあまりオススメできないのが、2.5リッターのガソリン車。

 新車当時は一番人気のパワートレインでしたが、それは単純に販売価格が安価だったからで、中古車市場ではあまり需要がありません。

 加えて流通台数が他グレードに比べ圧倒的に多いため、安く購入できる反面リセールは期待できません。これから購入するのであれば、3.5リッター車かHEVを選択したほうがリセールは期待できるでしょう。

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みんなのコメント

59件
  • sgq********
    40が間もなく溢れる事と分かりきってる。
    30は若者がシャコタン等のイジリ車として需要あり。
    1~2年で半値でしょう‼️
  • kamo
    マイルドヤンキーが高くても買う。新型買えない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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