アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、初開催のF1サウジアラビアGPに向けて、マシンだけでなくドライバーの適応も重要になってくると語った。
サウジアラビアGPはジェッダに新設されたストリートコースでの開催となるが、平均速度が時速250kmに達すると言われるほど、高速のレイアウトとなっている。コース幅も狭く、小さなミスが大きなダメージにつながる可能性もある。
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コースの印象について、角田はmotorsport.comの取材に次のように語っている。
「チャレンジングなコースだと思いますし、体力的にも厳しいと思います。特に第1セクターでは、例えばひとつのコーナーをミスすると、ターン13までずっと影響を受けてしまいますから、正確さも必要です。刺激的なコースだと思います」
シミュレーターでコースの予習をしたという角田。路面コンディションの向上と同時に、ドライバーがコースに慣れることが、重要な要素になってくると語った。
「(シミュレーターでクラッシュしても)ただウォールを突き破ってしまうだけなので、エキサイティングなことも怖い瞬間もありません」
「でも実際はそうはいかないから、ビルドアップしていく必要があります。周回を重ねることによる路面の改善ももちろんですが、ドライバーの進歩も重要な鍵になります」
「エンジニアにとっても、セットアップを合わせるのは大変だし、いくらか変更することになるでしょうけど、それはこれからですね」
残り2レースに向けての手応えを訊かれた角田は、シーズン中盤と比べて自信を取り戻しつつあるとコメント。F1デビュー戦で9位を獲得したバーレーンGPの時に近い精神状態に近づいていると語った。
「シーズン半ばに比べれば、今の自分はかなりハッピーだと思います。シーズン中盤は自信が持てず、クルマのこともあまり理解できなかったのですが、今はまったく逆の感覚です」
「完全ではありませんが、バーレーンのような感じに近く、マシンをよりコントロールできるようになってきました。まだ100%ではありませんが、自分の進歩に満足しています」
「これからもこの調子で、ポイントの獲得を目指していきたいと思います。今は予選であまり疑問を持つこともなく、自信を持ってアタックをまとめられると思っています」
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