8月21~22日、ドイツ・ニュルブルクンクでDTMドイツ・ツーリングカー選手権第4戦が行われ、21日(土)のレース1はケルビン・ファン・デル・リンデ(チーム・アプト・スポーツライン/アウディR8 LMS)がポール・トゥ・ウイン、翌22日(日)に行われたレース2では、アルファタウリカラーのフェラーリ488 GT3 Evoを駆るアレクサンダー・アルボン(アルファタウリ・AFコルセ)が同じくポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾った。
昨シーズン限りでスーパーGT GT500クラスとの共通規格“クラス1”での戦いを終え、2021年シーズンよりFIA GT3カーを用いるレースとなった新生DTM。その第4戦がドイツ、ニュルブルクリンクを舞台に有観客で行われた。
レッドブルF1のリザーブを務めるアルボン、フォーミュラEに参戦するニッサン・e.ダムスのドライバー候補に
土曜のレース1は、今季すでに2勝を挙げドライバー選手権首位に立っているケルビンがポールポジションからスタートすると、予選2番手につけたフィリップ・エリス(メルセデスAMG・チーム・ウィンワード)との1コーナーの攻防を制してポジションをセーブする。
セーフティカーランを挟んでのリスタート時も、アウト側から仕掛けるエリスに対しセオリーどおりイン側を死守するかたちで応戦。ふたたびトップを守ったケルビンがそのまま首位を快走し、トップチェッカーを受けて今季3勝目をマークした。2位はエリス、3位には“地元のヒーロー”であるマイク・ロッケンフェラー(チーム・アプト・スポーツライン/アウディR8 LMS)が入った。
なお、レースではルカ・ストルツ(トクスポーツWRT/メルセデスAMG GT3)が2番手でフィニッシュしたが、ピットストップ時に他チームのメカニックと接触したことを受け、レース後に30秒加算ペナルティが科された。この結果、今戦のゲストであるストルツは9位に降格となっている。
■アルボンがDTM初優勝を飾る
シリーズ過去最多の23台が出走した日曜のレース2に向けた予選では、DTM参戦と並行してレッドブルF1のリザーブドライバーを務めるアルボンが最速タイムを記録し、ポールポジションを獲得。これにダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG・チーム・グループMレーシング/メルセデスAMG GT3)と、マルコ・ウィットマン(ワーケンホルスト・モータースポーツ/BMW M6 GT3)が続くトップ3に。
決勝レース2は接触やクラッシュなどが相次ぐ荒れた展開となったが、前レッドブルF1ドライバーは、あらゆるアクシデントを逃れる走りで後続を寄せ付けず。見事トップフィニッシュを飾り、フェラーリにシリーズ史上2度目の優勝をもたらすとともに今季6人目のウイナーとなった。
「今日はチームにとっても、自分にとっても本当に良い日だった」と語るのは、DTM初勝利を手にしたアルボン。
「チームはひと晩中ハードワークを続けてくれて、それが実を結んだ。今日、僕たちは一歩前進した。この勢いを今後のレースにも引き継いでいきたいと思っている」
予選2番手からアルボンを追ったジュンカデラは4.6秒及ばず2位に。2度のDTM王者ウィットマンが3位となり、予選トップ3ドライバーがそのまま表彰台に上がる結果となっている。
DTMの次戦第5戦は9月3~6日、オーストリアのレッドブルリンクで開催される予定だ。
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タッペン用のマシンでタイム出さなきゃグッバイってなかなか厳しいよね。厳しい世界だ。今後も活躍してね!