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これが真の英国ラグジュアリーだ! ベントレー史上最高級のおもてなしリヤキャビンを実現したベンテイガEWBを発表

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これが真の英国ラグジュアリーだ! ベントレー史上最高級のおもてなしリヤキャビンを実現したベンテイガEWBを発表

 この記事をまとめると

■ベントレー・ベンテイガにロングホイールベースのベンテイガEWBを設定

クルマの評価で語られる「質感」ってそもそも何?

■180mm延長されたホイールベースにより豪華で広くて快適なリヤキャビンを実現

■ベントレー初となる後輪操舵を採用し、スタンダードモデルよりも小さな回転径を実現

 高級SUVのさらに上をいくベンテイガEWB登場

 2015年に誕生したベントレー初のSUVであるベンテイガといえば、それまで泥臭さや無骨さが抜けなかったSUVに、真のラグジュアリーを持ち込んで新たなる市場を開拓したモデルだ。そしてベンテイガは、いまもその先頭を走り続けている。

 そんなベンテイガに、新たな超高級フラッグシップに位置付けられるモデルとして、「ベンテイガEWD(エクステンデッドホイールベース)」を投入することが発表された。驚くべきことにベントレーは、このベンテイガEWDを、惜しまれつつも生産を終了したフラッグシップセダンである「ミュルザンヌの後継」と表現し、それにふさわしい最高のリヤキャビン、ベントレーに期待されるエフォートレスなパフォーマンス、卓越したクラフトマンシップ、無限のパーソナライゼーションを実現したという。

 そんなベンテイガEWBは、最新の第2世代ベンテイガをベースにホイールベースを180mm延長して3175mmとし、その分リヤキャビンスペースを拡大したモデルとなっている。ただし、ベンテイガEWBは、単にホイールベースを延長しただけのモデルではなく、アンダーフロア、サイドパネル、ドア、ルーフなどに、ベンテイガのボディラインとプロポーションを崩さないように変更が加えられている。その結果、ベンテイガが醸し出す独特のスタイルと存在感を損なうことなく、競合するどのラグジュアリーカーよりも広くて快適なキャビンスペースを実現したという。

 新登場となる「ベントレーエアラインシートスペシフィケーション」では、過去最高に先進的なシートが装備される。リヤシートを「リラックス」モードにすると40度までリクライニングでき、それと同時に助手席が前方に移動、助手席後部からレザーのフットレストが展開される。「ビジネス」モードにすれば、リヤシートはいっぱいまで起き上がり、移動中も快適に仕事をすることができるようになる。

 オートクライメートシステムは、乗員の体温と表面湿度を検知し、ヒーターかベンチレーター、またはその両方を作動させることで、乗員が快適と感じる湿度を保つ。姿勢調整システムでは、シート表面全体の圧力を測定し、乗員の着座位置と圧力ポイントを自動的に微調整、移動中の疲労を最小限に抑えてくれる。

 新デザインとなったリヤドアは、長くなっただけではなくリヤキャビンの印象がさらに引き立つようにデザインも見直された。新たなオプションとして、ウッドパネル表面に厚さ0.07mmの金属板を手作業で貼り合わせて複雑なデザインを形作る「メタルオーバーレイ」のウッドパネルも設定された。

 豪華な素材で最高にモダンなインテリアデザインを生み出したキャビンには、ドアトリムに施されたパーフォレーションパターンから光がきらめく「ベントレーダイヤモンドイルミネーション」などの新機能も採用される。ベンテイガEWBのキャビンは、トリムだけで240億通り、全体では数兆通りのカスタマイズが可能になってい流という。

 シートレイアウトは、4+1シートが標準設定。後席に3名乗車するときは中央席に大人が余裕で着席でき、中央席からバックボードのスキーハッチにアクセスすることもできる。5シート設定も用意されるが、スタンダードなベンテイガに用意されていた7シート設定(3列シートレイアウト)はない。これは、スペースとラグジュアリーを最優先してほしいというカスタマーからの要望を受けたものだ。

 また、ベントレー初となるパワークローズドアが設定されたことも見逃せない。これは、センターコンソールの背面にあるスイッチでリヤドアをコントロールするもので、スイッチを長押しすることにより専用モーターが駆動してドアを閉じてくれる。その様子は、まるで一流のおもてなしを受けているかのようだという。

 そのほかにもここに書き切れないほど多くのおもてなし機能を持つベンテイガEWD。まさに至れり尽くせりとは、このクルマのことを表しているといっても過言ではないだろう。

 ベントレー初の後輪操舵採用で街中でも扱いやすい

 至れり尽くせりなインテリアと同様に、そのほかにも細部にまでこだわりが行き渡る。プロファイルのロング化、新しいフロントグリル、ポリッシュ仕上げの新設計22インチ10本スポークホイール、サンルーフの位置見直しなどがそれにあたり、個性を表現しつつも、第2世代ベンテイガの世界観を見事なまでに継承している。

 ベンテイガEWBの「バーチカルベーングリル」は、フライングスパーに採用されたグリルからインスピレーションを得たもので、垂直にそそり立ったバーチカルベーンの奥からブラックのメッシュグリルがのぞき、インパクトあるルックスと優美さ演出する。鏡面研磨仕上げの22インチ10本スポークホイールはベンテイガEWB専用の新デザインで、パノラマサンルーフは125mm後方に移動され、後席に自然光が降り注ぐように配慮されている。

 一方、パワートレインは、最高出力550馬力、最大トルク770Nmの4リッターV8ガソリンターボで、8速ATと組み合わせることにより、最高速290km/h、0-100km/h加速4.6秒と、スーパーカー顔負けの性能を実現している。

 また、ベンテイガEWBは、前輪の動きに合わせて後輪の進行方向を微調整するエレクトロニックオールホイールステアリングを装備しており、高速時の安定性を確保するとともに、低速時の扱いやすさを両立する。ちなみにこのシステムを採用したことにより、全長5322mmの大柄なボディでありながらも、最小回転径はスタンダードなベンテイガの回転径よりも7パーセント小さい11.8mとなっている。

 ベンテイガEWBの発売に伴い、「アズール」と「ファーストエディション」というふたつの特別仕様車が登場することもアナウンスされた。

「アズール」は快適性とウェルビーイングがさらに引き上げられたモデルとなり、22インチ10本スポークディレクショナルホイール、ブライトバンパーロアグリル、「Azure」の刺繡、「Azure」バッジなどを装備する。

「ファーストエディション」はさらに贅を尽くしたモデルとなっており、ベントレーダイヤモンドイルミネーション、ウッドパネルのメタルオーバーレイ、プレミアムオーディオ、LEDウェルカムランプなどを装備。ファーストエディション専用の刺繡やインレイ、バッジがさらに特別感を高めている。

 ベンテイガEWBの追加により、ベンテイガのラインアップは5種類となった。ベンテイガEWBの日本への導入時期と価格は未定ながら、さらに魅力的になったベンテイガシリーズからますます目が離せそうにない。

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みんなのコメント

15件
  • 最小回転径が11.8mって。。。
  • 不動産業者ですが、ベンテイガを乗ってるって来た客がいたなぁ。金は腐るほどあるって。耳鼻科の開業医だった。年収数千万でお金は腐らないと思う。
    車の話でなくてすみません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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