ACOフランス西部自動車クラブ、およびアメリカでスポーツカーレースを統括するIMSAは、2022年の採用を目指す『LMDh』レギュレーションを最終決定し、共通ハイブリッドパワートレーンやマシンのディメンション、コストなどについて発表した。
ル・マン24時間が開催されているサルト・サーキットから9月18日金曜日に配信されたACOのカンファレンスにおいて、IMSAとWECにおける次期トップカテゴリーに参戦可能な"LMDh”レギュレーションの詳細が明らかとなった。
プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス
LMDhは現在IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の最高峰クラスで採用されているDPiの発展形規則であり、IMSAは2022年よりこれを採用する予定だ。一方、ル・マンを含むWEC世界耐久選手権は2021シーズンよりLMH(ル・マン・ハイパーカー)規則をトップカテゴリーに採用する。
IMSAとWEC(ACO)間の合意によって、LMHとLMDhマシンは相互乗り入れが可能になり、1台のマシンでデイトナ24時間の最高峰クラスにも、ル・マン24時間の最高峰クラスにも参戦できるようになる。
以前に発表されているように、LMDh車両はダウンフォース:ドラッグの比が4:1と定められ、出力は500kW(670hp)、重量は1030kgに揃えられる。
加えて今回の発表ではディメンションも明らかとなり、ホイールベースは全車共通の3150mm、全長は5100mm以下、全幅2000mm以下。ボディ上面形状はマニュファクチャラーによる開発が許されるが、フロアについては変更不可となる。
各マニュファクチャラーが開発する内燃エンジンは630hpを発揮、これにボッシュから供給される50kW(67hp)の電気モーターが組み合わされる。このモーターは最大200kWの回生能力を持つ。
ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが製造するバッテリーシステムを含むハイブリッド・パワートレーン全体には、30万ユーロのコストキャップが設けられる。
また、ハイブリッドのソフトウェアにはロックがかけられ、これによりチームごとに専任のハイブリッド・エンジニアを置く必要がなくなる。
一方、承認された4つのシャシーコンストラクター(オレカ、リジェ、マルチマチック、ダラーラ)が製造して供給するLMP2ベースのシャシーに関するコストは最大34万5000ユーロに制限されるが、これにはXトラックが供給するギヤボックスは含まれない。Xトラックのギヤボックスは、4つのシャシーすべてに標準装備される。
ACOとIMSAは、エンジンを除いたLMDhマシンの総コストは100万ユーロになると予測している。
「IMSAとACOが1月のデイトナでコンバージェンス(収束・収斂)をアナウンスして以来、コンペティターにとって同じマシンでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも、WECにも出場できる機会が生まれたことにより、多くの一流自動車メーカーから具体的な問い合わせの数々を受け取り、回答してきた」とカンファレンスに出席したIMSAプレジデントのジョン・ドゥーナン。
「今日、最終形の規則を発表するにあたり、我々全員が非常に励まされると同時に、自信を持つに至った。さらに多くの(参戦)メーカーが名乗りを上げるだろう」
「間違いなく、トップレベルの耐久スポーツカーレースには、非常に明確で具体的、かつ明るい未来がある」
なお、ACOのピエール・フィヨン会長は新型コロナウイルスの影響がなければ、6月にこれをアナウンスするつもりだったと明らかにした。
フィヨンはまた、WECのトップクラスが来季から“ハイパーカー”と呼ばれることを確認した。
このカテゴリーには、新たなLMH規則に合わせて作られたマシン、新規則の適用除外を受けるLMP1ノンハイブリッドマシン、そして2022年から導入されるLMDhマシンが参戦可能となる。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?