セパン・インターナショナル・サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦。GT500クラスで優勝したのは37号車Deloitte TOM'S GR Supra。4番手スタートからペースの良さを活かし、ピット戦略も駆使して勝利を掴む……まさに完勝だった。
スタートスティントを担当したのは笹原右京。GT300クラスのトラフィックもうまく使いながら64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTを交わして3番手に上がると、そこからは多くの車両がミニマム(レギュレーションで可能な最少)周回付近の20周前後でルーティンストップを行なったが、笹原は55周のレースの32周目までピットを引っ張る作戦をとった。
■ウエイト70kg+接触でビリに落ちても7位。“最恐”au TOM'Sが次戦足枷を解かれる「ガチンコ勝負でぶっちぎれるように」
ただひとりステイアウトを続けていたDeloitte TOM'Sは、ジュリアーノ・アレジに交代してピットアウトすると、トップのままコースに復帰することができた。“オーバーカット”の成功だ。アレジは迫ってきていた8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの追撃を振り切り、最終的には19秒もの差をつける独走優勝を成し遂げた。
車両、タイヤのパッケージがコンディションとうまくマッチしていたことも勝利に繋がったと言えるが、Deloitte TOM'Sを担当する大立健太エンジニアは、ピットストップの直前と直後が特に勝利の鍵になったと語った。
「ポイントになったのはふたつです。まずは笹原選手がステイアウトしていた時、ピックアップ(タイヤかすなどの付着によるタイヤの性能低下)によってペースが上がらない時がありましたが、それをうまく取ってくれたことで再びペースを上げることができました。その中で8号車(ARTA)と19号車(19号車WedsSport ADVAN GR Supra)がトラフィックに引っかかってくれたので、そのおかげで(ピットストップで)ポジションを上げられたかなと思います」
「ふたつ目は、ジュリアーノがセカンドスティントの走り出しで8号車を抑えてくれたこと。そこが大きかったですね。ピットに入る直前とピットアウトした直後、そこがポイントになったと思います」
ハード側のコンパウンドを履くというタイヤ選択もハマり、“高値安定”なペースで今季初勝利を飾ったDeloitte TOM'S。これでポイントランキングでも、僚機1号車au TOM'S GR Supraに次ぐ2番手に上がった。
彼らは昨年2勝を挙げるも、それ以外のレースが振るわずランキング5位に終わった。次戦はノーウエイトのスプリントレースが2本実施される第4戦富士となるが、大立健太エンジニアは気負うことなく、今季チームがテーマに掲げている「取りこぼさないこと」を意識してレースに臨みたいと語った。
「今年は去年より早い段階でランキング2番手まで上げられましたが、とはいえ今年はチーム・ドライバーとして取りこぼさないことを目標にしています。ですから、あまり気負わずにしっかりとポイントをとることを目標に進めていけたらと思います」
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