シートベルト未着用での罰則・危険性
JAFは警察庁と合同で、2019年11月5日(火)~21日(木)までの間、「シートベルト着用状況全国調査」を実施。その結果を2020年1月24日(金)に公表した。
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全国886箇所で調査したところ、 運転席の着用率は一般道路で98.8%(前年と同じ)、高速道路などでは99.6%(前年と同じ)。助手席においてもそれぞれ90%を超える内容で、高い装着率となっている。しかし、後部座席(以下、後席)でのシートベルト着用率は、一般道路で39.2%(前年比1.2ポイント増)と2002年の合同調査開始以来、過去最高となったものの、高速道路では74.1%(前年比0.1ポイント減)とわずかながら減少した。
2008年に後席でのシートベルト着用が義務化されてから10年以上。にも関わらず、依然として後席着用率は大幅に低く、ほぼ横ばいで推移している状態だ。その中でも、一般道路で着用率の低さが際立ち、後席でのシートベルト着用の重要性が十分認識されていない格好になっていることが、今回の調査でもわかる。
なお、全国で後部座席のシートベルト着用率が最も高いのは、一般道では群馬県の57%で、高速道路では青森県の93.2%。最も低かったのは、一般道では沖縄県の9.7%で、高速道路でも同じく沖縄県で49.6%になっている。
そもそも道路交通法では、 全ての座席でシートベルト着用が義務付けられている。そして、高速道路や自動車専用道路での違反の場合、行政処分の基礎点数1点が付されるのはご存知だろう。また、交通事故の際、後部座席でシートベルトをしていないと発生する3つの危険性として「車内の構造物(ピラーやシートなど)に激突し、自らが傷害を負う危険性」「運転者や助手席同乗者へぶつかり、危害を加える危険性」「窓などから車外に放出される危険性」などが考えられる。
JAFでは現在の着用状況を受け、「いのちをつなぐ一本がある」をテーマに特設サイトを公開。正しい着用方法やスムーズにシートベルトが着用できる豆知識、着用しない場合の危険性などについて、動画や画像でわかりやすく解説し、シートベルト非着用時の危険と、着用の必要性をわかりやすく周知している。
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