アルピーヌ がEV計画、ホットハッチとクロスオーバー… A110 後継もEVに
2021/01/20 21:02 レスポンス
2021/01/20 21:02 レスポンス
ルノーグループ傘下のアルピーヌ(Alpine)は1月14日、スポーツカーに特化したブランドとして、長期的な成長計画を発表した。
◆アルピーヌがルノーのスポーツカーの開発を統括
アルピーヌの市販モデル、ルノーのスポーツカー、ルノースポールレーシングの現在の活動は今後、アルピーヌブランドの下で統合される。アルピーヌは、目の肥えた顧客向けの新世代の自動車ブランドになるという。
アルピーヌはまた、ルノーグループとルノー日産三菱アライアンスの規模とノウハウを活用する。これには、ルノー日産三菱アライアンスのEVプラットフォームのテクノロジー、グローバルな生産施設、最適なコスト競争力を確保する購買部門、グローバルな流通ネットワークなどが含まれる。目標は、モータースポーツへの投資を含めて、2025年に利益を上げることだという。
アルピーヌブランドは、『A110』に続く新型車の開発にも乗り出す。現行アルピーヌA110のミッドシップには、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力252ps、最大トルク32.6kgmを引き出し、後輪を駆動する。トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。
◆アルピーヌの新型車はルノー日産三菱のEV向け車台を使用
アルピーヌの具体的な新型車としては、ルノー日産三菱アライアンスの「CMF-B EV」プラットフォームをベースにしたフルEVのBセグメントホットハッチがある。また、ルノー日産三菱アライアンスの「CMF EV」プラットフォームをベースにしたフルEVのCセグメントスポーツクロスオーバー車も計画されている。
「CMF」とは、「コモン・モジュール・ファミリー」の略だ。CMF EVプラットフォームは、日産が開発を主導し、新型クロスオーバーEVの日産『アリア』に最初に採用されている。
このEV専用プラットフォームは、EVに関する日産の豊富なノウハウを注入し、運転の楽しみや乗る人すべてが快適な車になることを目指して開発されたという。重量物であるバッテリーを車体中央に配置し、低重心かつ前後の重量配分が均等になるように設計された。また、バッテリーケース内にクロスメンバーを配し、フロアトンネルが無いフラットなフロアも高い剛性を確保している。組み合わされるサスペンション部品も高剛性な部品を採用するなどし、操縦安定性能を向上させるだけでなく、揺れにくい快適な乗り心地と高い静粛性を実現しているという。
◆A110後継車はロータスカーズと共同開発されるフルEVに
また、アルピーヌは英国のロータスカーズとの間で、次世代EVスポーツカーの共同開発を含めた多くの分野における提携に向けて、覚書に署名した。アルピーヌとロータスカーズは、フランスと英国のそれぞれの部門が持つリソース、専門知識、施設を活用して、EVスポーツカーの共同エンジニアリング、設計、開発が実現可能かどうか、調査を行う。
さらに、アルピーヌとロータスカーズは、エンジニアリングのノウハウを組み合わせた新たなサービスを共同開発することに関しても、検討していく。F1から耐久レースまでをカバーするアルピーヌのモータースポーツプラットフォームを活用するためのコラボレーションも検討している。
アルピーヌは、ロータスカーズとともに、カスタマイズされたソリューションのエンジニアリングや、次世代のEVスポーツカーの開発などを進める。アルピーヌはF1をビジネスの中心に置き、自社のノウハウにロータスカーズの技術を活用して、最先端のパフォーマンスやテクノロジー、電動化を車両に投入していく。
アルピーヌとロータスカーズの協業において、市販車の最初の成果となりそうなのが、A110の後継モデルだ。アルピーヌはA110の後継モデルに関して、ロータスカーズと共同開発を行い、100%EVになる、としている。
「子供の頃に大好きだった家のクルマにもう一度・・・」世代を超えて愛された117クーペ伝説!
マツダ『MX-30』にロータリーエンジン搭載へ…レンジエクステンダー
いま自動車保険は「特約」で選ぶ時代! 注目必至の「特約」10選とその中身
クラウンがミニバン化!? 「クラウンヴェルファイア」受注開始! トヨタが中国で販売!
EVのバッテリー、低価格化に限界…コスト改善の新たな分野は? ラックスリサーチ
【予算200万円で手に入る新車】超カッコいい! 足元を引き締めてくれる純正ホイール装着車3選
「名車購入ミニガイド付き」WRC3年連続チャンプ獲得。インプレッサWRXはラリーの興奮が味わえた
トヨタ、マイナーチェンジしたレクサス「ES」上海ショーで世界初公開 日本は今秋投入
「スモーキー永田はアメリカにもいた!?」V12ツインターボ仕様の超美麗JZA80スープラを捕獲!!
自分だけのアバルト 595を創るプログラム「メイク・ユア・スコーピオン」を期間限定で実施
ホンダPCX/160新旧モデル比較試乗インプレッション#2【らしさをそのまのままに全面刷新】
【試乗】開発途中のレクサス LFAは、市販時はどんなパフォーマンスを発揮するのだろうか【10年ひと昔の新車】
日産 デイズ 買うべきグレードはハイウェイスターのノンターボ。ライバルN-WGNとの優劣は?
スズキ ソリオ Gグレード以外がおすすめ。シートアレンジならトヨタ ルーミーだが、走りの質感は圧勝
約1億3000万円の「日産 GT-R 50 by イタルデザイン」の量産試作車に乗った。スーパースポーツの仲間入りは果たせたか?
新型GR 86とBRZ日本仕様が初公開される。2.4Lエンジンにインナーフレームボディ、アイサイトなど話題が満載
日本発表直前の「e-tron GT」に一足先に試乗した。アウディの考える電気自動車スポーツカーの出来栄えとは?
市販車による世界初の“レベル3自動運転”を実現したホンダ レジェンドで首都高を走るとどうなる?
ダイハツ「ムーヴ」 特別仕様車のリミテッドIIが好バランスだがそろそろ新型の噂も
ライバルはゴルフGTI。新たなスポーツグレード「128ti」はBMWのスポーツ精神がフィルターなしに味わえる
新型BMW M3&M4は最後の純エンジンモデルらしい完成度。10段階のDSCや意外な快適性にも注目