■真っ白内装の「TEATRO for DAYZ」とは
2015年に開催された第44回東京モーターショーの日産ブースに展示された「TEATRO for DAYZ」は、2020年に免許を取得する世代をターゲットカスタマーとした軽EVというコンセプトの1台です。
【画像】超カッコイイ! 日産「次期型キューブ!?」を画像で見る(77枚)
この世代のユーザーは物心付いたときからすでにインターネット環境が整備されており、SNSなどで仲間との繋がりを楽しむデジタルネイティブと定義。そんなユーザーが仲間と自分の体験をシェアする素材のひとつとしてクルマを提案したモデルとなっていました。
そのため、内外装はユーザーの創造性を邪魔しないように極力プレーンなものとなっており、エクステリアは速さや大きさ、優雅さといった分かりやすい要素をあえて排除。
インテリアも運転に必要な最小限の操作機器のみを搭載し、空調やオーディオなどの操作はボイスコントロールやモーションセンサーで行い、メーター類やナビゲーションの画面も運転中は表示されるものの、クルマを停止させれば消えて真っ白な世界になるようにされていました。
この真っ白な内装は映像を投影することができるスクリーンの機能を有しており、気分に合わせてデザインを自由に変更できるようになっています。車名のTEATROはイタリア語で劇場やシアターを意味しており、室内を自分好みのシアターにすることができるという意味も込められていたのです。
エクステリアもインテリア同様、白を基調としたものとなっており、ボディ下部にはユーザーが自己表現を楽しむためのLEDスクリーンが設置されています。
デザインは軽自動車ということもあり、室内スペースを最大限確保するためにボディサイドを立てたスクエアなものとなっており、フロントマスクに当時の日産のデザインアイデンティティであるVモーショングリルを備えて一目で日産車と分かるデザインを採り入れつつも、シンプルで飽きの来ないものとなっていました。
このように当時は未来のデジタルネイティブ世代をターゲットにしたモデルであることを中心にアピールしていましたが、TEATRO for DAYZとあるように、今考えてみると日産の軽自動車であるデイズをベースとしたEVが2020年ごろに登場することを暗に示しているとも言えるもの。
登場当時は、そのデザインから“次期型キューブなのでは?“と言われることもありましたが、実際は2019年の東京モーターショーでは軽自動車クラスの小型EVコンセプトカーのIMkコンセプトが発表され、2022年にはサクラとしてデイズベースのEVが実際に登場しているのです。
当時、どこまでEVが普及するかを見定めていたかは分かりませんが、2015年の時点でシティコミューターとして軽EVをにらんでいたとすればさすがは電動化で一歩先を行く日産といったところで、過去のコンセプトカーを紐解くことで現代に繋がる部分を見つけることができるのも面白いところだと言えるのではないでしょうか。
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みんなのコメント
めちゃくちゃじゃない。