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次世代 フォルクスワーゲンID.ポロ 210psの試作車へチョイ乗り 高い期待へ応えられる?

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次世代 フォルクスワーゲンID.ポロ 210psの試作車へチョイ乗り 高い期待へ応えられる?

IDでは最も従来の期待へ応える仕上がり?

電動の「ポロ」がやって来た。バッテリーEVのサブブランド、「ID」を掲げる近年のフォルクスワーゲンでは最も、従来の期待へ応える仕上がりになりそう。熟成感ある運転体験に、約2万2000ポンド(約449万円)からという、現実的な英国価格まで。

【画像】競争激化の小型車市場 次世代 VW ID.ポロ サイズの近いEVたち 現行ポロも 全138枚

ID.ポロは、フォルクスワーゲン・グループの別ブランド、クプラのラヴァルと関係性が深い。小型EV用プラットフォーム、MEB+を共にベースにするだけでなく、駆動用モーターとバッテリーも共有する。スケールメリットを得るために。

欧州でも重要な小型車市場は、ルノー5 E-テックにミニ・クーパー、ヒョンデ・インスターなどの登場で競争が激化。開発の迅速化とコスト低減による低価格化は必至で、ID.ポロを含めた4モデルが、スペインに構える工場の同一ラインで生産されるという。

フォルクスワーゲンは、バッジを張り替えただけのクルマではないと主張する。シャシー開発には、ブランド独自の達成目標が設定された。

VWらしい端正なボディ 航続は最長450km

正式発表前で派手なラッピングがボディを覆っていても、コンセプトカーのID.2 オールへ酷似したスタイリングは明らか。ホイールアーチのラインに太いリアピラーなど、フォルクスワーゲンらしく端正。空気抵抗を示すCd値は、0.26とのこと。

全長は4053mmで、従来から21mm短縮。全幅は1816mm、全高は1530mmある。ホイールベースは2600mmで、48mm伸ばされた。

駆動用モーターは、新世代のAPP290ユニット。最高出力は115psから210psまでの3段階の他、ID.ポロ GTIの226psも設定される。駆動用バッテリーも新構造で、37.0kWhのLFPユニットか、52.0kWhのNMCユニットが用意される。

航続距離は、容量の小さい方で最長299km。大きい方では450kmがうたわれる。急速充電は130kWまで。車重は1500kg前後に収まるという。

レトロモダンなモニターのグラフィック

インテリアも布でカモフラージュされていたが、後席側の空間が5 E-テックより広いことは間違いなさそう。荷室も435Lの大容量だ。

ダッシュボード上には、大きなメーター用モニターとタッチモニター。ステアリングホイールのスポーク部分には、複数のボタンが並んでいた。エアコンやオーディオは、実際に押せるハードスイッチで操作できるらしい。

モニターのグラフィックは、レトロモダン。初代ゴルフを模したメーターや、カセットデッキのようなオーディオが描かれる。想像以上に、印象は良かった。

優れた遮音性と衝撃吸収性 意外なほど上質

走り出して感心したのが、優れた遮音性と衝撃吸収性。このサイズのEVとしては意外なほど、上質に仕上がっている。ステアリングホイールの反応はダイレクトで、反応も素早い。210psのパワーも、極めて滑らかに立ち上がる。

カーブが続くルートでは、前輪駆動特有のアンダーステア傾向ながら、積極的に縫っていける。低抵抗の、EV用タイヤも影響していたようだが。ポロという性格を考えれば、
運転の魅力度には納得できる。5 E-テックより、快適性とのバランスは良いと思う。

サスペンションは、前がマクファーソンストラットで、後ろがマルチリンク。前側には、新しいダンパーとストラットマウントを採用し、カーブでのマナーを改善したという。専用サスペンションにハイグリップなタイヤが組まれる、ID.ポロ GTIが楽しみだ。

エンジン版から乗り換えても自然に馴染める

試作車による短時間の試乗でも、ID.ポロが高い実力を備えるであろうことは充分理解できた。フォルクスワーゲンらしい、熟成感ある落ち着いた走りに、上品で安心感の高いマナー。見た目や実用性も良さそうだ。実際の航続距離は、確かめられなかったが。

走行中は非常に静かで、既存のエンジン版ポロから乗り換えても、すんなり馴染めるはず。価格もお手頃になる見込み。実にフォルクスワーゲンらしい小型車だ。

◯:洗練された乗り心地 フォルクスワーゲンらしい走り味 競争力を得そうな価格
△:運転体験は期待ほど楽しくはないかも 実際の航続距離は不明

フォルクスワーゲンID.ポロ(プロトタイプ)のスペック

英国価格:約3万ポンド(約612万円/予想)
全長:4053mm
全幅:1816mm
全高:1530mm
最高速度:−km/h
0-100km/h加速:7.0秒(予想)
航続距離:450km
電費:8.0km/kWh(予想)
CO2排出量:−g/km
車両重量:約1500kg(予想)
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:52.0kWh
急速充電能力:130kW(DC)
最高出力:210ps
最大トルク:29.5kg-m
ギアボックス:1速リダクション/前輪駆動

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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