仏プジョーは3月18日、Cセグメントの主力モデル「308」(ハッチバック)にフルモデルチェンジを実施し、本年後半に欧州で販売を開始すると発表した。
新型308は全長を先代比+110mmの4360mmまで拡大。うち55mmはホイールベースの延長に充てられ、後席の快適性が向上しているとのこと。大幅に上級移行した装備内容も特徴で、シートヒーターはもちろんのこと、ステアリングヒーターやシートのマッサージ機能など、1ランク上の快適機能が選択可能となっている。
インテリアのレイアウトにはメーカーのアイデンティティである「i-Cockpit」を採用。人間工学に基づいて最適なドライビング環境を提供しつつ、同乗者に向けてセンターコンソールが設置されるなど、パッセンジャーが情報から取り残されていると感じることがないように配慮されている。もちろん特徴的な小径ステアリングホイールによる視認性の向上なども見逃せない。
パワーユニットは、内燃機関が1.2リッター3気筒ガソリンと1.5リッター4気筒ディーゼルの2タイプ。出力により前者は3種、後者は2種がラインナップされる。さらに、「Pure Tech」エンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドも180馬力と150馬力の2種が用意されるから、電動化への目配りも抜かりない。
運転支援機能も充実し、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールや歩行者や自転車も検知する自動緊急ブレーキを装備。さらに、交通標識の認識機能も付与されるなど、最新のテクノロジーが数多く採用されている。
このほか、レーダーを内蔵した新デザインのメーカーエンブレムやライオンのかぎ爪をモチーフにしたLEDデイタイムライニングライトなど、新世代のプジョーデザインも採用する新型308。生産は本国フランスのミュルーズ工場で行われるとのこと。現状、欧州以外での発売予定については明らかにされていないものの、国内導入が今から楽しみな1台だ。
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