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アストンマーティン・レーシング、スパ6時間レースからWECプログラムをリスタート

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アストンマーティン・レーシング、スパ6時間レースからWECプログラムをリスタート

Aston Martin Vantage GTE

アストンマーティン ヴァンテージ GTE

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2月のアメリカ・ラウンド以来となるWEC再開

アストンマーティン・レーシングは、8月13日~15日にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される、世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズン第6戦「スパ・フランコルシャン6時間レース」に参戦する。アストンマーティン・レーシングのレース参戦は、2月22日、23日にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた第5戦「ローン・スター・ル・マン」以来、174日ぶりとなる。

新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大により、世界的にモータースポーツの開催は困難な状況になった。そのため、3月に開催を予定していた第6戦セブリング1000マイルがキャンセル。スパ・ラウンドは4月から8月に、ル・マン24時間は6月から、9月19~20日に開催時期を変更することになった。

ドライバーズ選手権とマニュファクチャラーズ選手権をリード

現在、アストンマーティン・レーシングは、GTEプロ・クラスのドライバーズ選手権とマニュファクチャラーズ選手権でランキングトップに付けている。アストンマーティン ヴァンテージ GTEは、昨年の「シルバーストン4時間レース」で開幕した2019-2020年シーズンで、これまで6回のクラス優勝を記録した。

95号車のヴァンテージ GTEをドライブするマルコ・ソーレンセンとニッキー・ティームは、富士スピードウェイ、バーレーン、COTAで3勝を記録。ドライバーズ選手権においてランキング2番手に26点差をつけてリード。マニュファクチャラーズ選手権では、アストンマーティンはポルシェに32点差をつけている。

久々のWEC参戦を控えたニッキー・ティームは、以下のようにコメントした。

「ただ走るだけではなく、また世界のトップドライバーを相手に戦いたいというエネルギーとパワーを蓄えています。今シーズンはここまで3勝を挙げ、ランキングトップに立つことができています。このレースウィークは、選手権でのリードをさらに広げることが目標になります」

ティームとコンビを組むソーレセンセは次のように付け加えた。

「これまでの人生のなかで、優勝に対してほどのモチベーションを感じたことはありません。チームは新型コロナウイルスのロックダウン下でもコツコツと作業を続けてきました、私自身もできる限りのトレーニングを行ってきました」

無観客のホームイベントに挑むマキシム・マルタン

95号車のチームメイト、97号車のヴァンテージ GTEをドライブするのは、アレックス・リンとマキシム・マルタン。これまで優勝こそないものの、シーズン中幾度となくレースをリードしており、3回の表彰台を獲得。現在ランキング3位につけている。地元ベルギー出身のマルティンは、以下のように意気込みを語った。

「せっかくのホームレースにファンがいないのは悲しいけど、これは必要な予防措置です。とはいえ、僕はスパを走るのが大好きだし、アレックスとともに優勝を目指して戦います」

アストンマーティン・レーシングのチーム代表を務めるポール・ハウワースは、WECの再開に向けて次のようにコメントしている。

「新型コロナウイルスの感染拡大は、組織全体にとって厳しい挑戦になりました。WECで再びレースを戦えることに心から安堵を感じています。スタッフ、パドックのコミュニティを守るために、いくつかの感染対策が導入されています。WECのオーガナイザー、そしてベルギーの当局と協力し、全員の安全を守って参戦します」

「レースに関しては、今回はタイトル争いの重要な分岐点となっています。現時点でアドバンテージを持っていますが、集中力を少しでも切らせればアドバンテージを失うことになります。また、これはル・マン24時間レースに向けて、最後の実戦でもあります。チーム全員が最大限の集中力とパフォーマンスを発揮することが求められるでしょう」

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