フェラーリF1は2021年、マクラーレンと激しいコンストラクターズランキング3位争いを繰り広げた。
しかしシーズン終盤にはハイブリッドシステムをアップデートしたことが功を奏してパフォーマンスを向上させ、さらにマクラーレンが失速したこともあり、47.5ポイントの差をつけてランキング3位を手にした。
■F1分析|レギュレーション大変更の2022年……勢力図は変わるのか?
2020年にはランキング6位と低迷したフェラーリ。彼らは本当の“復活の年”は新レギュレーションが導入される2022年と位置づけ、2021年シーズンを通じて、開発の重点は2022年用マシンだと語ってきた。
スポーティングディレクターのローレン・メキーズは、マクラーレンとのランキング3位争いが僅差であっても、2021年用マシンSF21の開発に集中することを検討したことは、一度もなかったと説明する。
「その問いに関する答えはノーだ」
メキーズはアブダビGPの際にそう語った。
「我々は、非常に早い段階から、それを明確にしてきたと思う。我々は、開発の重点を2022年に向けるということを決断したのだ」
「シーズン序盤は、マクラーレンからはかなり離れていた。しかし、最終的にはランキング3位争いができることを期待していたんだ」
「ただ、我々は2022年に向けた妥協を一切しないことを選択した。それが、現時点でお答えできる、最も明確なことだ」
「我々はそれについて、もう25回も尋ねられた。でも今年の後半に我々が行なった唯一の開発は、ハイブリッドに関するモノだった。これもまた、来年も使うモノだ」
フェラーリは9月に行なわれたロシアGPで、アップグレードしたハイブリッドシステムを導入した。これは、2022年に向けたパワーユニット大変更の一環として準備されたものだ。
ただメキーズは、これがマクラーレンとのランキング3位争いが決着した要因になったとは考えていないという。
「ゲームチェンジャーであったと言えるようなモノは何もなかった」
そうメキーズは語る。
「でも振り返ってみれば、差はとても小さかった。もしそれ(アップデートされたハイブリッドシステム)を持っていなかったのなら、コンマ1秒以下ではあろうが、後退していたかもしれない」
「争いはとても僅差だったから、シーズンの後半に見られた効果は、もっと重要なモノのように感じられたかもしれない」
「だから最終的にはその小さなアップデートが、マシンのポテンシャルの一部を、より有効なモノとして活用するのに役立ったかもしれない」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
【MotoGP】マルケスのホンダ離脱がヤマハを「目覚めさせた」クアルタラロの2年契約延長にもプラス作用
オコン「パフォーマンスの面でわずかに進歩。大急ぎでアップグレードを用意したチームに感謝」:アルピーヌ F1第5戦決勝
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
もはやガソリン車より便利に…? 高速道の「EV充電器」怒涛の増設! 魔の空白区間?―“出ていいよ”
「盗まれた」県が怒りの声明 県道の工事現場から“かなり重い資材”が複数 被害総額300万円超
イケイケのBYDの次なる一手は認定中古車市場への進出! 「BYD CERTIFIED」開始でEV購入のハードルがダダ下がり
ホンダの「コスパ最強SUV」やっぱり爆売れ! “209万円”の新型「WR-V」が凄かった! 人気「グレード」や「ボディ色」は? どんな人が買ってるの?
全長5.7m級の「斬新トラック」実車公開! ド迫力“カクカク”デザイン×「全面ステンレス」ボディ採用! 「サイバートラック」を披露
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?