ダッソー・システムズ 自社製品のリモートワークや在宅教育プログラムを提供 コロナ対策を支援

　ダッソー・システムズは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、取引先や顧客などに対する支援策を発表した。３Ｄ設計や解析、シミュレーションなどを行うソフトウエアプラットフォーム「３ＤＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」によるリモートワークサポートや、在宅における教育プログラムの提供などを通じて事業継続を支援する。

　新型コロナウイルスの感染防止策として、企業は在宅勤務を推奨し、オフィスを閉鎖するケースも発生している。こうした中、同社はクラウド版の３ＤＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥを通常通り稼働させており、顧客は自宅に居ながらにして必要なデータにアクセスし、業務を継続できる環境を提供している。

　ｅラーニングセットも拡充した。在宅勤務の期間中でもスキルや知識を身につけられるように、自習式のトレーニングやオンライン認証プログラムを提供している。

　また、同社のスタートアップ支援プログラミング「３ＤＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ　Ｌａｂ」では新型コロナウイルス対策の専門コミュニティを開設した。エンジニアや設計者、サプライヤー、専門家などで構成するオープンコミュニティの力を借りて、酸素吸入器や人工呼吸器の設計、３Ｄプリンティングによる部品の生産を加速させている。