フォーミュラEに参戦するニック・キャシディが、来年はジャガー・レーシングに移籍することになった。3月に日本で初開催を迎える東京ePrixでも、キャシディの勇姿が見られるはずだ。
キャシディはフォーミュラEの2022-2023年シーズン、エンヴィジョン・レーシングのドライバーとしてベルリン、モンテカルロ、ポートランド、そしてロンドンの合計4勝を挙げ、シーズン終盤までタイトル争いを繰り広げた。しかしジェイク・デニス(アンドレッティ)に30ポイント及ばず、最終的にはランキング2位で終えている。
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そのキャシディは来季ジャガーへ移籍。ミッチ・エバンスとタッグを組み、新シーズンへ挑むことが決まった。彼が今季まで所属していたエンヴィジョン・レーシングもジャガーのパワートレインを使っていたため、キャシディとジャガーの関係性はすでに構築されており、チーム移籍においては大きな障壁はないだろう。
「2024年のFIAフォーミュラE世界選手権を戦うために、ジャガー・レーシング・チームに加わることができるのを非常にワクワクしている。モータースポーツで成功を収めた歴史を持つジャガーのようなチームでレースするのを、楽しみにしている」
キャシディはジャガーとの契約締結に際し、そう語った。
「今シーズンはこれまでで最も成功したシーズンだった。ジャガーのマシンのステアリングを握り、ポイント、表彰台、そして勝利を目指して戦うのが待ちきれない」
「また、ミッチをチームメイトとして迎えるのを楽しみにしている。僕らは子供の頃から、お互いのことをよく知っている。何年も一緒にレースをしてきたから、また一緒にレースできるのを誇りに思うよ。そしてモータースポーツの地図の上に、ニュージーランドの国の名を刻み続けたいと思う」
ジャガーはこれで、来シーズンを戦うふたりのドライバーを発表した最初のチームということになる。
「ニックは、我々のチームに加わるのを熱望していた。彼が積極的に追い求めていたことだったんだ。彼のような才能溢れるドライバーが、チームに加入したいと言ってくれるのは、素晴らしいことだった」
ジャガーのチーム代表であるジェームス・バークレーはそう語った。
「今年のランキング上位3人のうち、ふたりが来季は我々のドライバーとなるんだ」
「信じられないほど強力なドライバーラインアップを手に入れることができたと思う。ふたりとも本当に天性の才能に溢れるドライバーで、レースに勝ち、チャンピオン獲得を目指して戦うことに絶対的な貪欲さを持っていると思う」
2024年のフォーミュラEは、来年の1月13日にメキシコシティで開幕予定。その後世界各国を転戦し、3月30日には東京でのレースが初開催される。日本で長く活躍したキャシディのフォーミュラEを戦う勇姿を、ジャガードライバーとして、東京のお台場で見ることができそうだ。
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