鈴鹿サーキットで行われたBHオークション鈴鹿10時間耐久レース。6位入賞を果たし日本人勢最上位を獲得した#35 KCMGの松田次生は、この結果に満足することなくさらに上を目指したいと語った。
13番手スタートだった35号車は序盤からライバルたちと激しいバトルを繰り広げつつも、徐々にポジションをアップ。全体の折り返しである5時間を経過する頃には4番手まで浮上した。
■鈴鹿10H 決勝レポート|松田次生が終盤に激走みせ6位獲得、優勝は25号車アウディ
それまではピットストップのタイミングのずれで順位が目まぐるしく変わる状況だったが、開始6時間のところで入ったセーフティカーにより、上位陣のギャップがなくなった中でレースが再開。そのスティントを担当していた松田は、#912 Absolute Racingのポルシェや#999 Mercedes-AMG Team GruppeM Racingに果敢に勝負を挑んでいった。
しかしそこでオーバーテイクすることはできず、その後のスティントで順位を落としてしまった35号車だったが、最終スティントで松田が乗り込むと、再び見せ場を作った。
チェッカーまで残り20分というところで#107 Bentley Team M-SPORTをシケインで抜いて6番手に浮上。最後は#125 Audi Sport Team Absolute Racingに迫られるシーンがあったが、最後まで抑えきり、6位でチェッカーを受けた。
これにより、アジア圏のドライバーがふたり以上参加しているチームが対象となる「アジア賞」で1位となった。
「セーフティカー明けのバトルや、最後のベントレーを抜いたところとか、僕の中では世界のドライバーたちと戦えたという手応えはありました。最後、アウディだけは突出して速かったですが、それ以外は良い争いはできたと思います」
「ただ、表彰台争いはできていたと思うので、最終的になんで(レース終盤に)それが出来ていなかったというのは分析しなければいけないと思います」
レース後にそう語った松田。昨年の鈴鹿10Hはトラブルが続出し、KCMG勢にとっては悔しいレースとなった。そこからのチームやマシン開発を担うニスモの努力が、今回の結果に現れたという。
「昨年はトラブルがあって悔しいレースになりましたし、今年もバサーストでもトラブルが出てトップから離脱したところがありました。その中で、チームもそうですし、ニスモとしてもトラブルが出ないように頑張ってくれました。その結果、スパでも完走しましたし、僕はチームが違いましたがニュル24時間でも完走しました。クルマの信頼性というのは上がってきていると思います。そういった意味では今回の鈴鹿では、チームもチームメイトもよく頑張ってくれました」
しかし、世界の強豪を相手に競り勝って行くためには、まだまだレベルアップが必要。そのポジションを勝ち取るためには、まだまだレベルアップが必要で、そのひとつのきっかけになるレースになればと、松田は語った。
「ただ、正直……世界のライバルに勝とうと思うと、もっともっとレベルアップしなければいけないです」
「今日、僕がこうして頑張っている姿を見せたことによって、チームの士気も上がるでしょうし、ニスモとしてもGT3を開発する上で、もっと良くしなければダメなんだというのを分かってもらえたのではないかなと思います」
「これで満足するのではなくて、世界に勝つために何をしなければいけないかというのを、また皆に考えてもらえると僕の今回の頑張りもうまくつながるのかなと思います」
「やっぱり、いつかは勝ちたいですからね。それを達成するためにもドライバーとしてもまだまだ頑張りたいです」
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