メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、育成ドライバーのシートを見つけるという問題への解決策として、1チームが3台のマシンをエントリーする案を提唱しているが、ライバルチームの代表たちはあまり前向きではなさそうだ。
ウルフは、メルセデス育成ドライバーのエステバン・オコン(現フォースインディア)と、現在F2参戦中のジョージ・ラッセルの来季シートを探すのに苦労している。
メルセデス、3台エントリー案導入を支持。若手ドライバー育成の場に
イタリアGPの週末にウルフは、レッドブルにおけるトロロッソのように、2台体制の”ジュニアチーム”を作って支援するのではなく、ルーキードライバーのために3台目のマシンエントリーを許可する方が費用のかからない解決策だと提案していた。
これについて、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「興味深い提案だ」とmotorsport.comに語った。
「しかし実際に3台のマシンを走らせるということについては、ピットストップなどのように、非常に難しいものがある」
「コンセプトは興味深いが、実際に行うとなるととてつもなく複雑だ。特に中団チームが満足するとは思えない」
メルセデスやフェラーリ、レッドブルといったトップ3チーム以外が懸念しているのは、上位チームのマシンが増えることで7位を巡って争うのではなく、10位のわずか1ポイントを巡ってバトルをすることになるのではないかということだ。
ウイリアムズの副チーム代表であるクレア・ウイリアムズは、この提案に反対だと認めた。
「私たちが3台目のエントリーに賛成することはありません」と彼女はmotorsport.comに語った。
「チーム間のコラボレーションはすでにありますし、彼らは3台目のマシンを導入しようとしています。終わりはどこにあるのでしょう? それは間違った方向への一歩です」
またマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、コンセプトに反対はしていないものの、実施は難しいと考えている。
「私は3台目のマシンのアイデアが好きだが、それをどうやって管理するんだ?」と彼はmotorsport.comに話した。
「グリッド上には余裕があると思うが、誰もがそれをできるわけではない。いくつかのレースならそれができるかもしれないが、平等で公正でなければならない」
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