ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1カタールGPの土曜日に行なわれたF1スプリントで17番手スタートから7位入賞を果たした。ここには風があまり吹いていなかったというコンディションも関係しているという。
ここ数シーズン、ウイリアムズは風の強いコンディションで苦戦することが多く、実際突風が吹き荒れたカタールGP初日の決勝用の予選でアルボンは14番手に留まった。
■F1カタールGP決勝、各タイヤの使用上限周回数が18周に決定。実質3ストップ必須のレースに……土曜日のスプリントでも、剥離の兆候が確認される
土曜日に行なわれたスプリントシュートアウトでアルボンは17番手とSQ1敗退を強いられたものの、19周のスプリントでは他車のピットストップやリタイアもあり、8番手でチェッカーを受けた。
さらに、直前を走っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトラックリミット違反を繰り返したとして5秒のタイム加算ペナルティを科されたことで、アルボンは7位へ繰り上がることとなった。
ウイリアムズとハース、アルファロメオ、アルファタウリがコンストラクターズランキング7位を争う中で、アルボンの7位入賞はチームにとって貴重な2ポイント獲得となった。
motorsport.comがアルボンに対して、スプリントでの入賞は“ボーナス”だったか? と尋ねると彼は次のように答えた。
「確かに予想外だったね」
「混乱が助けになったのもあるけど、正直僕らはとっても速かった」
「相対的なペースは、今週末これまでの平均ペースより0.5秒から1秒は速かったと思う。正直に言って、風が僕らのマシンを変えてくれた」
「スティント序盤はタイヤを使いすぎないようにコントロールして、その後はかなりハードに攻めることができた」
またアルボンは、ルクレールへのペナルティが確定する前から、ルクレールがトラックリミット違反を繰り返していたことを認識していた。
「僕はフェラーリ勢の後ろにいた」とアルボンは言う。
「彼らは僕の前でトラックリミット違反を3~4回繰り返していた」
「ドライバーがトラックリミットを遵守するつもりがなかったんだから、彼ら(レーススチュワード)はどうするつもりなんだろうね」
「僕はレース中、トラックリミット内に留まるよう意識していた。どれだけ彼らが厳格か知っていたからね」
アルボンが7位入賞を果たした一方、チームメイトのローガン・サージェントはスプリント序盤にスピンを喫し、リタイアとなった。
サージェントはカタールGPでも、結果に繋がらない現状にピリオドを打つことができなかった。
「正直に言うと、あれは単なるバカげたミスだった。コーナーにアグレッシブに入り過ぎて、リヤが軽くなってしまったんだ」とサージェントは言う。
「今週末はずっと良い走りができていた。昨日(予選)は期待通りに上手くいった。スプリントの予選も本当によかったけど、走らせる位置を1インチずらしてしまった(トラックリミット違反を犯した)。そして今回もミスをひとつ犯してしまった」
「そのことは忘れて、元の調子に戻りたいと思う。良い走りができていたし、決勝も良い形にしたい。間違いを正すチャンスだよ」
またサージェントは、カタールGPはポジティブな週末になっていると語った。
「昨日(金曜日)の予選は僕らの状況を鑑みると、とても上手くいったと思う」
「今日(土曜日)だって、あと1インチ右を走っていれば、SQ2まで0.01秒だった。僕にとってはすごくポジティブなことだ。自信を深めることができたし、このことで僕が自信を失うことはないよ」
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