今週末に行われるスーパーGT第3戦マレーシア・セパン戦は海外開催として6年ぶり、そしてセパンとしては2013年以来の12年ぶりの開催となる。シーズンオフの1月にはほぼ毎年、テストで走行しているセパン・サーキットだが、6月の開催でテストではなくてレースとなると話は別。初日木曜日の練習走行を終えたドライバーたちにサーキットの改めての印象、そしてレースでのオーバーテイクポイントを聞いた。
まずは木曜初日、専有走行前の練習走行でトップタイムをマークした19号車WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資に1月のテストとのコンディションの違いを聞く。
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「だいぶ悪いですね。テストの時は1分50秒とか1分49秒台とかでしたけど、今日は全然タイムが遅いので。それでグリップも全然、薄く感じます。予選になればタイムはもうちょっと速くなってくると思うのですけど、走った感じのフィーリングはかなり、コンディションが今回悪いなというような。気温が1月より暑いというのもありますしね」
その国本のタイムをその後のGT500クラスで塗り替えてトップに立った100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTの牧野任祐も、国本と同様の感触を得ていた。
「たぶん、みんな思っていることだと思いますけどテストの時と路面が違いすぎて、ラップタイムがめちゃくちゃ遅い。今でもたぶんテストの時より1周3秒ぐらい遅い。そこが今回、難しいとこなんじゃないですかね。ただ、明日また1日走るので路面のコンディションは上がると思うので、それなりにテストに近いとこまで行くのかなって思いますけど」
「いずれにしても(100号車は)順調かなとは思います。サクセスウエイトの割には前の方には来れてるので、これを継続して明日も行けたらなと思いますけど、たぶん、予選になるとまたコンディションが全然違ってきてラップタイムも上がると思うので、そこ次第かなと思います」と牧野
⚫︎セパン・インターナショナル・サーキットのオーバーテイクポイント
国本と牧野に、それぞれこのセパンサーキットの印象、そしてレースでの抜きどころを聞いてみる。
「国内のコースと比べて、結構路面のミューが低くて結構滑りやすいなっていうあの日本とは違う路面な感じがします」と話すのは国本。
「(印象として)難しいコースですね。結構、ハンドル切りながらブレーキをしたりとかするコーナーがあったり、あと回り込んでいるような、なんかちょっと日本にはないようなコーナーもある。この11、13~14コーナーとかもなんか難しくて、なおかつちょっと変に回り込んでる1コーナー、2コーナーもすごく変な速度域なんですよね。そういったところもいらしいコーナーが続くなという感じます」
一方の牧野も、このセパンに難しさを感じているようだ。
「結構、難しいコースなんじゃないですか。セクター3になるのかな? 12~13~14、14か。特に11、14コーナーが難しくて、 なんかこう中途半端なんですよね。コーナーで行きすぎると全然曲がらないし、手前から行っても(スペースが)あまりすぎてしまう。乗っていて腹立ちます(笑)。路面やタイヤのコンディションによっても全然、ラインも変わってきますね」
レースでの抜きどころ、オーバーテイクポイントとしては、やはり1コーナー、そして最終コーナーのヘアピンになるのだろうか。
「1コーナー、最終コーナーのヘアピン、4コーナーもタイミングが合えばいけるんじゃないですかね。でも、わからないですね僕がここでレースをやっていないので。でも昔の映像を見ていたら14コーナーでみんな結構抜いている。富士の最終コーナーみたいなイメージだと思うんですよ」と牧野。
一方の国本も、牧野と同じポイントを挙げつつも、最終コーナーのヘアピンには首を傾げる。
「15コーナーは逆に、昔やっていた時よりも路面が逆バンクになったんです。昔は逆バンクじゃなくて、普通に平坦だったのでちゃんとインをついてアウト・イン・アウトで走っていたのですけど、スーパーGTの開催がなくなってちょっとしてから逆バンクになって、それで、インにつかなくなったんですよ」
「15コーナーでインについてしまうと、変にクルマが(アウト側に)持っていかれちゃうので、クルマ1台分ぐらい開けて走っています。そこでたぶん、インから差しに行くとそこの逆バンクのとこに入って、たぶんうまく抜けないので、ここでインから抜くというのはちょっと難しいのかなと。アウトから行った方が可能性は高いのかなというような気はしています」と国本。
以上のような予備知識を持ちつつ、金曜の予選でのタイムアップ、そして決勝レースの抜きどころにフォーカスしてみれば、ひさびさのセパン・サーキットにも親近感を持って見ることができそうだ。
[オートスポーツweb 2025年06月26日]
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