選択と集中を掲げてミニバンをラインナップから外したマツダが、2018年にリリースした待望の3列シートクロスオーバーSUVであるCX-8。スライドドアこそ持たないものの、子どもや小柄な人であれば十分快適に座ることができる3列目シートや、マツダらしい走りのよさでマツダファンからは好評を集めた1台だ。ただ、登場後しばらくはCX-8のリセールバリューが低いという声が上がり、定説のように語られつづけてきたのだが、ここへきてCX-8の中古車価格が上昇に転じているようなのだ。
文:小鮒 康一/画像:マツダ
マツダ CX-8中古が高いぞ!? 誰だリセール悪いって言ったの!! 再評価には意外な理由があった?!
【画像ギャラリー】意外な大逆転劇? 終了してはじめて気づかれたCX-8の良さ!!(16枚)
CX-8を再評価する声がある?
後継車種などの影響もあって再評価?! 画像は最後のマイナーチェンジとなった型のCX-8
一時期はそのリセールバリューの低さから、乗り潰す覚悟で買った方がいいという意見さえ聞かれたCX-8。しかし、2023年末に生産を終了するとアナウンスされたころから駆け込み需要が増え、それに伴って中古車の価格もジワジワと上昇に転じるようになっていった。
これには実質的な後継車種であるCX-80と、CX-80と共有する部分の多いCX-60の存在が影響しているのは間違いないだろう。
まずCX-80はCX-8に対してわずかではあるがボディが大型化しており、CX-8でも大きさを感じていたユーザーにとっては素直に代替しにくい理由になったと考えられる。
また価格もCX-8がディーゼルモデルで330万円台、ガソリンモデルでは300万円を切る価格から狙えたのに対し、CX-80では純ガソリンモデルが廃止となり、最も安価なディーゼルモデルでも400万円弱とスタート価格が大幅にアップしてしまったため、新たにCX-80を狙っていた層が購入を諦め、良質なCX-8の中古車にターゲットを変更した可能性も高そうだ。
CX-60の不振も影響?
CX-60の発売初期の酷評と、それに引っ張られたCX-80の不振がCX-8再評価につながっているようだ
そしてもうひとつの理由が、先行して登場したCX-60の評価が残念ながら芳しくないことも影響しているだろう。特に乗り心地の面で酷評された初期モデルの印象は強く、ファミリーカーとして検討していたユーザーがCX-80ではなくCX-8の中古車へ流れたことも想像に難くない。
実際のところCX-80も乗り心地の面ではまだまだ改善の余地があると感じている人は少なくなく、試乗してみて考え直すことにしたという意見もあるほどというのが現実なのである。
そういったユーザーの中にはマツダ車を諦めて他メーカーのモデルに変更した人も存在するだろうが、マツダ車の中で次点となるのが終売したCX-8ということになり、幸か不幸か再評価されつつあるというのが実のところなのだ。
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