FIA F2の第8ラウンド、スパ・フランコルシャン戦のフィーチャーレースが行なわれ、フェラーリ育成のラファエル・カマラ(インヴィクタ)が優勝した。
気温14度、路面温度21度というコンディションでスタートを迎えたF2のフィーチャーレース。ポールポジションのラファエル・カマラ(インヴィクタ)の蹴り出しが鈍ったところで、タサナポール・イントラフヴァサック(ARTグランプリ)が抜群の加速を見せ、ホールショットを決めた。
【リザルト】FIA F2第8ラウンド スパ・フランコルシャン戦フィーチャーレース順位結果
ただ後方ではターン1で多重クラッシュ発生。さらにオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)らがコース上でストップしてしまったことで、セーフティカー出動となった。
4周目からレース再開。5周目にはカマラがイントラフヴァサックを捉えて首位奪還。さらにカマラのチームメイトであるジョシュア・デュルクセンもイントラフヴァサックを抜き、インヴィクタ勢が1-2体制を築いた。
ちなみにこの時点でカマラはスーパーソフトタイヤ、デュルクセンはミディアムタイヤを履いていた。既にスーパーソフトタイヤの寿命は限界に達しつつあり、6周目にはデュルクセンがカマラを抜いて首位に。6周目終了時点以降にピットストップすれば、タイヤ交換義務を消化できるため、カマラはすぐさまピットインしてミディアムに交換。同じようにイントラフヴァサックもスーパーソフトからミディアムに履き替えた。
8周目、ローレンス・ヴァン・ホーペン(トライデント)がターン7で大クラッシュ。ドライバーは無事であったがマシンへのダメージは大きく、車両から出火してしまうほどであった。この事故でセーフティカー出動。ただ短時間での事故車回収は不可能と判断されたか、赤旗中断となった。
これでとばっちりを受ける格好となったのは、首位デュルクセンをはじめミディアムタイヤを履いてスタートし、まだピットストップを終えていなかったドライバーたちだ。この赤旗中断中にタイヤを交換することはできたが、義務付けられているピットストップを消化したとは見做されず、しかもリードが消え去ってしまった。
長い中断時間を経て11周目からレース再開。まだタイヤを交換していなかった複数のドライバーがここでピットに飛び込んだが、首位デュルクセンらはそのまま走行を継続し、後続を引き離しにかかった。
タイヤ交換を済ませたドライバーの中で最上位はノエル・レオン(カンポス)であったが、13周目にカマラがこれをオーバーテイク。その直後、エマーソン・フィッティパルディJr.(AIXレーシング)がスピンし、グラベルトラップにハマってしまった。これによりまたもセーフティカー出動。デュルクセンらまだタイヤ交換義務を消化していないドライバーは、ここでピットインした。
これでデュルクセンは10番手でコースに復帰した。ちなみに赤旗中断があったことで、この時点で既にタイムレースとなっていた。
15周目、残り時間12分弱というところでレース再開。スーパーソフトタイヤを履いたデュルクセンのペースは素晴らしく、次々に前行くマシンをオーバーテイクしていった。しかしスーパーソフトタイヤのデグラデーションは激しく、その勢いもすぐに頭打ちとなってしまい、その後ズルズルと後退してしまうことになった。
結局カマラが逃げ切り、トップチェッカー。今季2勝目を挙げた。2番手にはアレクサンダー・ダン(ローディン)が入ったが、トラックリミット違反により5秒のタイム加算ペナルティを受けた。この結果イントラフヴァサックが2位、4番手フィニッシュのレオンにも5秒加算ペナルティが科されたことで、3位にはニコラ・ツォロフ(カンポス)が入った。
結局ダンは4位。レオンは7位までポジションを落とした。
宮田莉朋(ハイテック)は展開にも恵まれて9位入賞。レース中盤首位を走っていたデュルクセンは、結局15位でのフィニッシュとなった。
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