IDビジョンの量産モデルか
執筆:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】目撃された「Aero-B」とは?【コンセプトやライバルEVと写真で比較】 全115枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
フォルクスワーゲンは、斬新なコンセプトモデル「IDビジョン」の量産化に向け開発を進めており、2023年の発売を目指している。そのプロトタイプと思われる車両が欧州で目撃された。
IDビジョンは、現行のパサートに相当するEVであり、フォルクスワーゲンにとってはテスラ・モデル3やポールスター2のような先駆者に対抗するライバルとなる。
この新型車は、まず今回目撃されたようなセダンタイプが発売され、その後、IDスペース・ビジョン・コンセプトをベースにしたワゴンタイプが登場する見込みだ。サイズは内燃機関を搭載したパサートとほぼ同じだが、インテリアは2016年に生産を終了したフラッグシップモデルのフェートンと同等の広さを実現することが期待されている。
車名はまだ確定していない。当初は「ID.6」になると考えられていたが、その車名は現在、中国市場向けの大型電動SUVに使われている。社内では「Aero-B」というコードネームで開発されているようだ。
今後登場するIDモデルはMEBプラットフォームを採用し、後輪駆動または4輪駆動を選択できるようになる。また、ID.4のように、パフォーマンス仕様の「GTX」も登場するだろう。
以前、研究開発責任者であったフランク・ヴェルシュはAUTOCARに対し、GTXモデルの0-100km/h加速は約5.6秒になると語っていた。
この新型車が84kWhと思われる大型バッテリーを搭載した場合、1回の充電で690km以上の走行が可能となり、メルセデス・ベンツの新型EQEをわずかに上回る。また、他のIDモデルに搭載されている58kWhから77kWhまでのバッテリーも用意されるはずだ。
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みんなのコメント
BEVはエンジントランスミッションと駆動系のすりあわせがICEよりセッティングがしやすいのだろう。
着せ替え人形のようにどんどん出てくる。