現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > [マークII]のワゴン[クオリス&ブリッド]が最高すぎるクルマだった件

ここから本文です

[マークII]のワゴン[クオリス&ブリッド]が最高すぎるクルマだった件

掲載 19
[マークII]のワゴン[クオリス&ブリッド]が最高すぎるクルマだった件

 スポーツセダンとして人気の高いマークIIシリーズ。そしてセダンの人気にあやかる形で開発されたステーションワゴンも、なかなかの完成度を誇っていた。マークIIから派生したステーションワゴン、「クオリス・ブリッド」は、同カテゴリーでのトヨタの苦戦を吹き飛ばすような、最高にして最強のクルマだったのだ。

文:佐々木 亘/画像:ベストカーweb編集部

[マークII]のワゴン[クオリス&ブリッド]が最高すぎるクルマだった件

【画像ギャラリー】今見返しても廃れない良さがあるよなぁ!!(8枚)

マークIIなのにFF? それがクオリスの持つ高い価値につながる

トヨタ・マークIIクリオス。カッコイイ上にFFであったことで多くの人々に支持を得た

 1997年にマークIIワゴンの後継として登場したのがクオリスだ。マークIIを名乗る車種としては異例のFFモデルで、カムリグラシアと兄弟関係にある。

 V6の3.0L、直4の2.5L・2.2Lと3種類のエンジンバリエーションがあり、グレードも6種類あるなど、選択肢の広いクルマであった。一般的な乗用ワゴンから、マークIIシリーズとして恥じない上質なステーションワゴンまで、一つの顔でこなすのは、マークIIシリーズとしても珍しい。

 FFならではのパッケージングで、広大な室内スペースを誇り、高級ワゴンとして恥じない走行性能を併せ持つ。リアセルフレベリングショックアブソーバーやスカイフックTEMSといった、乗り心地を向上させ車両姿勢変化を抑える装備も数多く搭載された。

 クオリスはスタイリッシュでカッコいい、マークIIのデザインはそのまま受け継いでいながら、駆動方式がFFとなったことで、従来までFRのマークIIに乗れなかった降雪地域での支持も増やす立役者となる。マークIIをさらに国民的な存在にした、稀代の名バイプレーヤーがクオリスなのだ。

【画像ギャラリー】今見返しても廃れない良さがあるよなぁ!!(8枚)

一転硬派なスポーティワゴンへ変身! ツーリングを味わえるブリッド

トヨタ・マークIIブリッド。今一度復帰を願いたい、そんな風に思わせてくれるクルマだ

 2002年にクオリスの後継車として登場したのがマークIIブリッドだ。クオリスが万能型のモデルだとしたら、ブリッドは超硬派なスポーツワゴン。走行性能に重きを置き、極限までマークIIシリーズのダイナミズムを追求している。

 先代クオリスとは違い、駆動方式をFRに戻したのがブリッドの特徴。同時に4WDモデルは電子制御フルタイム4WDシステムを搭載し、駆動力を30:70から50:50(センターデフロック状態)まで最適制御し、4WDでも意のままの走りを楽しめるのが魅力的だった。

 心臓部には直列6気筒2.5Lの1JZ型エンジンを搭載。マイナーチェンジではターボモデルも追加される。クロスレシオのギヤ比で応答性の高い5速ATとの組み合わせは、胸のすくような加速を生み出した。願わくは6MTの設定があっても面白かっただろう。

 ここまではカリカリのスポーツワゴンとしての素性を紹介してきたが、ステーションワゴンとしての使い勝手も備えるのがマークIIブリッドだ。特に面白い存在だったのが、折り畳み式のラゲージユーティリティボックスである。

 BLITロゴの入った折り畳み式ラゲージユーティリティボックスは、ラゲッジスペースの最奥、リアシートの裏に設置してある。

 ふたを閉めた状態でBOXに、ふたを立てればラゲージ内のパーティションにもなるものだ。使用しない時には折りたたんで収納でき、ラゲッジスペースの邪魔になることは無い。タイヤハウスの出っ張りで、デッドスペースになりがちなラゲージ部を、有効活用できる良い装備だった。

 キャラ立ちが良く、クルマの方向性がしっかりと定まっていたマークIIのワゴンシリーズ。ステーションワゴンがイマイチ盛り上がらない今、市場の起爆剤として復活したら、実に面白い存在だと思う。

【画像ギャラリー】今見返しても廃れない良さがあるよなぁ!!(8枚)

投稿 [マークII]のワゴン[クオリス&ブリッド]が最高すぎるクルマだった件 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

トヨタ会長発案、1杯2500円の「MORIZO TEA」を五感で体感…南青山で特別展示
トヨタ会長発案、1杯2500円の「MORIZO TEA」を五感で体感…南青山で特別展示
レスポンス
【暫定結果】2025年スーパーフォーミュラ第6戦富士 予選
【暫定結果】2025年スーパーフォーミュラ第6戦富士 予選
AUTOSPORT web
タイプ992型のポルシェ911 GT3カップカーが第2世代へと進化。フロントエンドの空力などを改善
タイプ992型のポルシェ911 GT3カップカーが第2世代へと進化。フロントエンドの空力などを改善
AUTOSPORT web
亡き知人が遺した不動のポルシェ「 356スピードスター」を継承。ともに歩んだ15年の軌跡【愛車と原体験 エピソード2】
亡き知人が遺した不動のポルシェ「 356スピードスター」を継承。ともに歩んだ15年の軌跡【愛車と原体験 エピソード2】
LEVOLANT
モータースポーツの血を引く最強SUV!! 日産「パトロールNISMO」の全貌とは?中東で世界初公開の衝撃
モータースポーツの血を引く最強SUV!! 日産「パトロールNISMO」の全貌とは?中東で世界初公開の衝撃
バイクのニュース
「良いスタートを決めないことには勝機はない」とポールポジションの野尻。2番手坪井を警戒【SF第6戦予選会見】
「良いスタートを決めないことには勝機はない」とポールポジションの野尻。2番手坪井を警戒【SF第6戦予選会見】
AUTOSPORT web
「まさかのトッピングが乗った“駅そば”」どんなもの? 食べてみたらイイぞ! 最終形態は“罪深き悪魔的ウマさ”に
「まさかのトッピングが乗った“駅そば”」どんなもの? 食べてみたらイイぞ! 最終形態は“罪深き悪魔的ウマさ”に
乗りものニュース
新型スバル アンチャーテッド登場!──GQ新着カー
新型スバル アンチャーテッド登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ヤマハ、クアルタラロが初日3番手。路面水量が変化しても「素晴らしいフィーリング」/第12戦チェコGP
ヤマハ、クアルタラロが初日3番手。路面水量が変化しても「素晴らしいフィーリング」/第12戦チェコGP
AUTOSPORT web
「小森純」、”夫が無断購入した”「外車」に”激怒”! 「マジ無理」と声上げる「ド迫力ミニバン」どんなクルマ? アルファードじゃなかった「途中で止まりそう」なクルマとは
「小森純」、”夫が無断購入した”「外車」に”激怒”! 「マジ無理」と声上げる「ド迫力ミニバン」どんなクルマ? アルファードじゃなかった「途中で止まりそう」なクルマとは
くるまのニュース
セルフスタンドでよく見る「携行缶への給油は禁止です」! だったらガソリンの携行缶っていつどうやって何に使う?
セルフスタンドでよく見る「携行缶への給油は禁止です」! だったらガソリンの携行缶っていつどうやって何に使う?
WEB CARTOP
復調の野尻智紀、4度目PPで今季初勝利狙う。隣には“富士マイスター”坪井翔|スーパーフォーミュラ第6戦富士:予選レポート
復調の野尻智紀、4度目PPで今季初勝利狙う。隣には“富士マイスター”坪井翔|スーパーフォーミュラ第6戦富士:予選レポート
motorsport.com 日本版
日産、追浜工場の車両生産終了で労使協議へ サプライヤーへ説明会も開催
日産、追浜工場の車両生産終了で労使協議へ サプライヤーへ説明会も開催
日刊自動車新聞
【横浜ゴム】新スタッドレスタイヤ「アイスガード8」は最新技術“冬テック”採用
【横浜ゴム】新スタッドレスタイヤ「アイスガード8」は最新技術“冬テック”採用
Auto Prove
「オリバー自身も驚いたと思う」GRヤリス・ラリー1で初出場のソルベルグが首位快走/WRCエストニア
「オリバー自身も驚いたと思う」GRヤリス・ラリー1で初出場のソルベルグが首位快走/WRCエストニア
AUTOSPORT web
“青いさんふらわあ”2隻目「さんふらわあ ぴりか」ついに就航 大洗-苫小牧航路の深夜便「全て個室」に! 新造LNG燃料フェリー
“青いさんふらわあ”2隻目「さんふらわあ ぴりか」ついに就航 大洗-苫小牧航路の深夜便「全て個室」に! 新造LNG燃料フェリー
乗りものニュース
初心者から上級者まで納得 クラッチの基礎と進化を完全解説~カスタムHOW TO~
初心者から上級者まで納得 クラッチの基礎と進化を完全解説~カスタムHOW TO~
レスポンス
野尻智紀、今季4度目ポール! 坪井翔下す|スーパーフォーミュラ第6戦富士:予選結果
野尻智紀、今季4度目ポール! 坪井翔下す|スーパーフォーミュラ第6戦富士:予選結果
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

19件
  • kz_********
    ブリットをブリッドと書くような記事は、そもそもアテにならない。
  • a13********
    クオリスの2.5リッターはV6エンジン。
    基本データのチェックはされてるのでしょうか?
    記事の信憑性が著しく低下すると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246 . 8万円 354 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35 . 0万円 510 . 0万円

中古車を検索
トヨタ マークIIの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246 . 8万円 354 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35 . 0万円 510 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村