BMW ALPINA B3 GT/B4 GT:これが最後となることが正式に発表されたアルピナ。その歴史は3シリーズベースのB6 2.7に始まり、B3 GT/B4 GTで幕を閉じることになる。
発表会の会場となったアルピナ世田谷ショールームには歴史的な1台のB7 Turboが我々を迎えてくれた。主役のB3 GT/B4 GTはベールに包まれて否が応でも雰囲気を盛り上げる。遂に始まった発表会。アンベールされ、B3 GT/B4 GTが姿を現す。続いてニコル・レーシング・ジャパンの森ダイレクターから2台について説明されるが、この2台が最後と聞いた途端に感極まって説明が耳に入らない。
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気を取り直して、アルピナ代表のアンドレアス ボーフェンジーペンからのビデオメッセージを聞き入る。2002年からは、創業者のブルカルト ボーフェンジーペン(Burkard Bovensiepen)の2人の子供のアンドレアス ボーフェンジーペン(Andreas Bovensiepen)とフローリアン ボーフェンジーペン(Florian Bovensiepen)が、アルピナに参画し父親と共同で会社を経営をしてきた。そのアンドレアス氏は物腰の柔らかい素敵な紳士であった。そして聞くものを惹きつける口調で、B3 GT/B4 GTが過去60年間にわたってアルピナが築き上げてきたすべての集大成であると話してくれた。
続いてニコル・グループのミヒャエル ヴィット代表からもビデオメッセージがあり、アルピナ設立60周年、ニコルがアルピナの販売を始めて47年であること、ショールームのB7 Turboは、ニコルが初めて輸入したアルピナ車であること、そして2026年から、ボーフェンジーペン家は、歴史的なモデルや現行モデルのアルピナパーツやアクセサリーの販売を強化して、貴重なビンテージカーの修理も行うということを教えてくれた。また、成功しているワインビジネスも継続して、成功した企業家としてエキサイティングな新しいプロジェクトも始めるとのことだ。先のB8 GTについては99台のうち、日本割り当ての約30台が1日で売り切れたそうだ!
ニコルは、「アルピナクラシック」という新たなブランドでアルピナパーツやライフスタイルグッズの販売を拡大して、4月にはオンラインショップがオープンする。
529馬力にパワーアップニコルは日本向けのB3 GT/B4 GTを225台追加生産する約束を取りつけたという。そのスペックをおさらいしよう。3リッター直列6気筒ツインターボ(アルピナはビターボという)は、B3/B4に比べて34馬力アップされ529馬力と730Nmを誇る。エンジン出力の向上に合わせてチューニングされたアルピナスウィッチトロニック付き8速スポーツオートマチック(ZF 8HP76)、リア重視の可変式全輪駆動システム、電子制御式リヤLSDとの組み合わせにより、増大したパワーが効率的に路面に伝わり、B3 GTは0-100km/h加速3.4秒(ツーリングは3.5秒)巡航最高速度308km/h(ツーリングは305km/h)となっている。
エンジン3.0リッター直列6気筒ツインターボ(ビターボ)総排気量2992ccボア×ストローク84.0mm×90.0mm圧縮比1:9.3最高出力389kW/529PS/6250 - 6500rpm最大トルク730Nm/74.4kgm/2500 - 4500rpmエンジンマネージメントBOSCH DME 8.6 Sショックアブソーバー、スタビライザーのセッティングも見直されてハンドリング、乗り心地の良さは一段と高まっている。
B3 GT(上段)とB4 GTのインテリアは共通部分が多い。さらに向上した空力性能B3 GT/B4 GTのフロントスポイラーにはカナードとスプリッターが装着され、リアディフューザーと相まって空力性能が向上している。伝統のALPINA CLASSICホイールはダイヤモンドカットが施されたGT専用のオロ テクニコで仕上げられている。エンジンルームにはオロ テクニコ仕上げの強靭な補強材が目を引く。
モデル0-100km/h0-200km/h巡航最高速度BMW ALPINA B3 GT Limousine3.4 s(-0.2s)11.6 s(-0.6s)308km/h(+3 km/h)BMW ALPINA B3 GT Touring3.5 s(-0.2s)12.0 s(-0.7s)305km/h(+3km/h)BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé3.5 s(-0.2s)11.9 s(-1.0s)305km/h(+4km/h)価格BMW ALPINA B3 GT Limousine:16,500,000 円BMW ALPINA B3 GT Touring:17,200,000 円BMW ALPINA B4 GT Gran Coupé:17,100,000 円
ホイールにはモデル名が入っている。タイヤはPIRELLI P ZERO F 255/30 ZR20/R 265/30 ZR20。現在のアルピナのラインナップを紹介しよう。最後のモデルのB3 GT、B4 GTとD3 S、D4 S、XB7 MANUFAKTURの注文が可能だ。そしてニコルはアフターサービスを続けていくことも正式に発表している。従来の、これからのアルピナオーナーは安心していい。
B3 GTの試乗記:https://autobild.jp/48295/
Text&Photo:アウトビルトジャパン
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