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マツダの新型SUV「CX-50」がタフすぎる! なぜ日本で売らない!? 北米のワイルドSUVが激アツ!

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マツダの新型SUV「CX-50」がタフすぎる! なぜ日本で売らない!? 北米のワイルドSUVが激アツ!

■日本車メーカーがゴツい系SUVを北米に投入

 昨今はSUVが注目されており、各自動車メーカーからさまざまなモデルがラインナップされています。

マツダ新型SUV「CX-60」シルエットを世界初公開!? 2022年投入へ!

 なかでも「コンパクトSUV」は人気が高いジャンルで、明確な定義はないものの、おおむね全長4500mm以内の扱いやすいボディサイズで日本の道路事情に適しているのが特徴。

 トヨタ「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」、ホンダ「ヴェゼル」といったモデルの販売が好調です。

 海外でもSUVがもてはやされる傾向が続いていますが、北米では日本とは違ったブームが起こっており、アウトドアを意識してオフロード性を高めたSUVを日本車メーカーが相次いで登場させています。一体どのようなモデルがあるのでしょうか。

 マツダは2021年11月に新型「CX-50」を初公開しました。

 同社のデザインテーマ「魂動デザイン」によるエレガントさと、SUVの力強さとタフな機能性を融合させ、流麗なロングシルエットとワイドなスタンスのダイナミックなプロポーションを実現しています。

 また、前後バンパーのスキッドプレートや樹脂製フェンダーをはじめ、タフさを感じさせるアイテムを装着。自然のなかでも存在感を際立たせるスタイルとしました。

 内装は、現行のマツダ車と同様にドライバーを中心としたレイアウトを採用。また、マツダ初となるパノラミックムーンルーフを採用することで、自然との一体感を高めています。

 さらに、オフロードでも安心な最低地上高を確保し、またルーフへの積載性や使いやすいパッケージングやパノラマサンルーフを採用するなど、アウトドアアクティビティを楽しめる機能性を備えました。

 エンジンは、2.5リッターガソリン(自然吸気)と2.5リッターガソリンターボを搭載し、駆動方式は全車「i-ACTIV AWD」を採用。

「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT (Mi-Drive)」により走行モードが選択でき、オンロードの人馬一体の走りはそのままに、さまざまな路面状況において高いコントロール性による安心・安全な走りを可能としました。

 新型CX-50は、トヨタとの合弁新工場「Mazda Toyota Manufacturing,U.S.A., Inc.」で2022年1月より生産を開始し、同年より発売されることになっています。

※ ※ ※

 ホンダは、北米で販売される5人乗りSUV「パスポート」のオフロード仕様として、「パスポート トレイルスポーツ」を追加することを2021年9月に明らかにしました。

 パスポートは「CR-V」(全長4625mm)の兄貴分にあたるSUVで、全長4839mm×全幅1996mm×全高1808-1834mmというボディを持ちます。

 オフロード性能を強化したパスポート トレイルスポーツは、もともとタフなデザインのパスポートに専用のパーツを装着し、より迫力のあるスタイルを実現しました。

 専用フロントグリルやシルバーのスキッドガーニッシュをボディ前後に装着したことで、SUVらしさを強調。さらに、走行性能向上のためトレッド幅を10mm拡大し、トレイルスポーツ専用の18インチホイールを装着します。

 フロントグリルとテールゲートには、自然の美しさや探検心をイメージしたオレンジ色の「トレイルスポーツ」ロゴが、内装においてもフロントシートのヘッドレストには「トレイルスポーツ」ロゴが刺繍されたほか、ステアリング、ドアパネル、シートにオレンジ色のステッチが施されました。

 搭載されるエンジンは3.5リッターV型6気筒で、路面状況に応じて前後輪の駆動力を電制制御する「i-VTM4トルクベクタリング四輪駆動システム」を搭載します。

 パスポート トレイルスポーツは2021年冬に米国で発売される予定です。

■スバルがラインナップするふたつのオフロードSUVとは

 北米のユーザーから高い人気を誇るスバルは、「ウィルダネス」というオフロード仕様を2021年夏に展開。現在は「アウトバック」と「フォレスター」に設定しています。

「アウトバック ウィルダネス」のフロントフェイスは、専用フロントバンパーやスキッドプレートなどによるワイルドなデザインが特徴的です。

 ボディカラーの専用色として「ガイザーブルー」が設定されていますが、これはスバルのラリーマシンに用いられたブルーと、アメリカの国立公園でしか見られない光景をイメージしたカラーだといいます。

 外装の特別アイテムとして、大型化されたホイールアーチクラッディング、六角形のLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールなどを装備。

 ウィンドウトリムやエクステリアバッジはブラック仕上げとし、フロントフェンダーやリアゲートには「WILDERNESS」バッジを装着するほか、イエローのアクセントカラーを施したルーフレールやけん引フックを装着するなど、アクティブなシーンでの実用性を高める専用装備も採用されます。

 さらに、内装もイエローをアクセントとし、ブラックとグレーのダークトーンで全体をコーディネート。防水性を備えたシート表皮を後席シートバックなども採用し、アウトドアでも気兼ねなく使える機能性を実現しました。

 搭載されるエンジンは2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、リニアトロニックCVTが組み合わされます。

 オフロード性能も高められ、アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングルを拡大。最低地上高を9.5インチ(240mm)まで高めることで、路面との接触に対する安心感が向上しています。

「フォレスター ウィルダネス」も同様に、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけ、デザインと走破性や機能性を強化することで個性をさらに際立たせました。
 外観は、ブラックカラーのプロテクションパーツをボディ全周にわたって装着。立体的な造形でたくましさを表現するとともに、車体を保護する役割も兼ね備えています。

 また、高いオフロード性能を視覚的に伝えるために、大胆な六角形のフロントグリルや大型のホイールアーチクラッディング、フロントスキッドプレート、六角形のLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールなどを採用しました。

 さらに、標準モデルに対してルーフレールの幅を約20mm拡大して最大積載量が増加。ラダータイプのルーフラックは、動的耐荷重が220ポンド(約100kg)まで、駐車時には800ポンド(約363kg)まで支えることができます。

 エンジンは、2.5リッター水平対向4気筒直噴エンジンを搭載。レシオカバレージ(変速比の範囲)を拡大し、ファイナルギヤ比をローギヤ化したリニアトロニックCVTを組み合わせることで、駆動力を向上しています。

 また、空冷オイルクーラーを追加し、標準モデルの2倍に当たる3000lbs(約1360kg)の牽引能力を実現しました。

※ ※ ※

 これらのモデルに興味を持つ日本のユーザーも多く、1台で街乗りもオフロードも両方こなせるワイルドなSUVは日本でも受け入れられる可能性がありそうです。

 しかし、いずれのオフロード系SUVも北米のみでの展開となり、日本で導入される予定がないのは残念な限りです。

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みんなのコメント

70件
  • 日本のせせこましい車輌基準に合わせる必要が無いから造りあげる事が出来た車なのに何故、日本で売る必要が有るんだ?
    日本で売れる見込みは低い上に、買う買うと言いながら何かケチを付ける部分が無いかと詮索する車を買えない低所得者達が、新車発表会でノベルティなどの景品欲しさに並ぶだけで車輌販売に繋がる事は無い!と、既に見切っている日本を含む海外の自動車メーカーだからね。
  • > なぜ日本で売らない!?

    日本向けではないから。

    以上
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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