メガーヌR.S.トロフィーRの記録 1.4秒削る
三重県の鈴鹿サーキット(国際レーシングコース)において、FF最速となるラップタイムが更新された。
【画像】発売延期、改良新型シビック・タイプR【詳細写真】 全119枚
ホンダが、発売を予定している「シビック・タイプRリミテッド・エディション」でタイムアタックを行ったのだ。
同社によれば、最終的な性能評価のための走行テストを行い、「2分23秒993」を叩き出したという。
同コースでは、昨年11月にメガーヌR.S.トロフィーRが2分25秒454という記録を残していた。
今回の走行テストは、タイプRリミテッド・エディションが量産される前の最終開発車両で行われたという。
「軽さと速さを研ぎ澄ませ、サーキット走行性能をさらに追求したこと」が、結果に結びついたとホンダは説明する。
柿沼秀樹さんから、メッセージ
記録更新を受けて、タイプRの開発責任者である柿沼秀樹さんの言葉が届いている。
「世界中から届くシビック・タイプR(DBA-FK8)への驚きと喜びの声はわれわれの心を鼓舞し、決して立ち止まらずに、スポーツカーとしての本質とドライビングプレジャーをさらに磨き上げるべく、お客様の期待を超える進化を目指しました」
「モータースポーツの世界では、歩みを止めることは即、敗北を意味します。だから、決して歩みを止めてはならない。ホンダに連綿と宿るこの“レーシングスピリット”こそが、わたし達を突き動かしました」
「エンジン冷却性能向上やブレーキディスク2ピース化により高温時のパフォーマンスをさらに高めた加速・減速性能、サスペンションブッシュやアダプティブ・ダンパー・システム制御のアップデートにより精緻さを増した操縦性能。その上でリミテッド・エディションでは、(BBS製20インチ)鍛造アルミホイールをはじめとするさらなる車体軽量化と、サーキットパフォーマンスに照準を合わせた専用タイヤで、軽さと速さを研ぎ澄ませました」
「今回のモデルチェンジでは、ホンダモータースポーツ開発の要であるHRD Sakuraとタッグを組みながら速さを磨き上げ、世界屈指のサーキットと言われる鈴鹿サーキットで、歴代TYPE R最速の足跡を刻みました。ホンダの考える理想のスポーツカーにまた一歩近づくことができたと確信しています」
なお、タイプRリミテッド・エディションの生産は、英国で行われ、欧州と日本・北米を含む世界各国で販売される予定である。
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