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【試乗】新型 ルノー ルーテシア|国産同セグメントでは味わえない一つ上の乗り心地

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【試乗】新型 ルノー ルーテシア|国産同セグメントでは味わえない一つ上の乗り心地

エクステリアから読み取れる、ルーテシアの高い質感

今回試乗するルノー ルーテシアは、フランスでは「クリオ」と呼ばれることを知っている人も多いだろう。

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日本名だけ異なる理由は、ホンダの販売チャンネルですでに「クリオ」という名前があったからで、ルノー側は採用できなかったといわれる。だが、そのおかげで日本だけの車名として販売されている。

1990年に初代のルーテシアが誕生し、すでに30年もの歴史があるモデル。今回試乗することになった“ルーテシア インテンス”は5代目となるモデルだ。

まずは試乗の前に外観からチェックしていこう。

エクステリアは、キープコンセプトのデザインだが、先代よりもボディのフォルムに立体的な造形を増やすことで、高級感を演出している。

ドアを開けてインテリアに触れても、ちゃちな印象は本当に少なくなった。コストをかけていることが走らなくても理解できる。今は大衆的なモデルでも、質感の向上は必須な設計要件だ。

フォルクスワーゲン ポロやプジョー 208などのBセグメントの強敵を見ればわかるが、ルノーは質感とデザインに他とは違った工夫がみられる。

しかし、車は運転してみて特徴がわかる工業製品だ。ルーテシアの個性をお伝えしたい。 

出だしも滑らかで実用回転域では鋭い加速性能が楽しめる

運転席に乗り込みドアを閉めると、同様のプラットフォームを使ったルノーと同グループの日産のキックスや新型ノートよりも精度が高く、質感の高さを感じさせる。

エンジンを始動すると、4気筒1.3Lターボユニットは競合のドイツBセグメントに比べると静粛性は劣る。

先代のトランスミッションは、乾式タイプのツインクラッチAT(2ペダルMTといわれるDCT同様のミッション)であったが、新型では湿式に変更されている。

アクセルを軽く踏んで発進すると。DCTのようなギクシャク感はなく、通常のATに近い滑らかな発進が可能だ。エンジンの出力も、1.3Lと考えるとかなり力強く感じた。

そこから少し深く踏んで、出力の雰囲気を確かめてみる。ゆっくり回転を上げながら速度を増すと、7速に増えたギアが滑らかかつ、テンポよくシフトアップする。

しかし、必要以上にシフトアップせず、エンジン効率の良い回転数でとどまらせて、いつでも加速体勢に入ることが可能である。

さらにアクセルを深く踏み込み、高回転域も試してみた。低速から中速のフィーリングよりも頭打ちな感じが否めないが、実用回転域ではシャープでビビッドな加速が十分に楽しめる。

歴史的に小型車を得意とする、ルノーらしい質感の高いスポーツハッチバックに仕上がっている。 高速に入り、複合カーブにさしかかるが非常に安定している。ステアリングの剛性も高く正確にトレースできる。ステアリングの操舵力は3段階変えることができるが、ノーマルで試乗している。

高速コーナーでも、Bピラーから前方は剛性が高くしっかり感がある。

しかし、リアはフロントのあんばいから比べると剛性不足を感じる。車のポテンシャルからすると、もう少し強化してもいいかもしれない。

高速からのブレーキングコントロールは極めてリニアでいい。

ちょっとした山間部も走ったが、中速からのブレーキもコントロールしやすい。ただ低速時のストップ&ゴーは、個体差かもしれないが、操作しづらかった。

今回の試乗は、一日で300kmほどを走破した。

そこで感じたことは、座りっぱなしでも疲れを知らないシートと、しなやかなサスペンションであった。

国産車の同Bセグメントでは、味わうことのできない乗り心地だった。しかし、この一つ上の乗り心地が、ドライバーに安心感を与えるのである。 文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●インテンス型式7BA-BJAH5H最小回転半径5.2m駆動方式FF全長×全幅×全高4.08m×1.73m×1.47mドア数5ホイールベース2.59mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.51m/1.5mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1200kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高0.14mマニュアルモード◯標準色ブラングラシエオプション色ルージュフラムメタリック、オランジュバレンシアメタリック、ブルーセラドンメタリック、ブルーアイロンメタリック、ノワールエトワールメタリック掲載コメント-型式7BA-BJAH5H駆動方式FFドア数5ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色ブラングラシエオプション色ルージュフラムメタリック、オランジュバレンシアメタリック、ブルーセラドンメタリック、ブルーアイロンメタリック、ノワールエトワールメタリックシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.2m全長×全幅×全高4.08m×1.73m×1.47mホイールベース2.59m前トレッド/後トレッド1.51m/1.5m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1200kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高0.14m掲載用コメント-エンジン型式H5H環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量42リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1333cc燃費(WLTCモード)17km/L└市街地:12.7km/L└郊外:17.2km/L└高速:19.8km/L燃費基準達成-最高出力131ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm240(24.5)/1600エンジン型式H5H種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1333cc最高出力131ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm240(24.5)/1600環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量42リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)17km/L└市街地:12.7km/L└郊外: 17.2km/L└高速: 19.8km/L燃費基準達成-

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みんなのコメント

5件
  • 自動車評論家、これ本気でベタ褒めしてるんだったら、日産に言ってやれよ。

    マーチもノートも自主開発しないで、ルーテシアのOEMにしちまえ、ってさ。
  • カローラスポーツに似てるな…"(-""-)"
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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