新進気鋭の人気ショップが続々参入、JIMNY SHOP SPECIAL DEMOCAR
CRUISE[クルーズ]
インチアップをする時、タイヤ外径を変えてはダメ。それってなんででしたっけ?
クルーズは北海道を代表するチューニングショップのひとつ。
古くからGTーRやランエボなどのエンジン製作からECUチューンなど、ハイレベルなチューニングを提供してきたお店。
技術力の証としてドラッグレースやサーキットでのタイムアタックで名を馳せてきたが、細かなメンテナンスや街乗りメインのチューニングこそ得意とするお店である。
そのために重視するのは徹底的なテストと使い込むことで得られたデータを元に、ユーザーにフィードバックすること。
デモカーとしてはJB64をいち早く導入したが、これまでも歴代ジムニーをデモカーとして使用してきた。
そして、そのいくつかは今も常連さんが乗っていて、今なおパーツの耐久性を確認したり、最新パーツやケミカルとの相性を確かめたりしている。
「JB64で気になったのはノーマルでのフラフラ感。
北海道では高速道路の移動や、それに近いフィールドでの長距離移動が多いです。
そのときにわずかに左右にフラフラして修正舵を意識に当てていることが多い。
そこでアライメント調整をしてみたところ改善できました。無闇にパーツを取り付けるのではなく、まずはノーマルの良さを引き出す調整やメンテナンスから、ジムニーを楽しんでもらいたいと思っています」
と吉川大志郎マネージャーは語る。
ボディコーティングも得意とする分野のひとつ。
さまざまなガラスコートをテストした結果「リキュードガラスコート」をオススメしている。
雨粒によるイオンデポジットが起きにくく、ツルツルの表面は降雪時にも積もりにくい。
一度施工したあとは半年ごとのメンテナンスを推奨。
1万5000円ほどのメンテナンスでツルツル表面を取り戻すことができるので、雪が降る前と、春が来てからの時期にメンテナンスをオススメしている。
そういったユーザー目線のカーライフを楽しむためのサービスやメンテナンスを見極めた上で提案してくれるクルーズは、ジムニーライフの心強い主治医となってくれるだろう。
ホイールはTE37X UL。サイズは16×5.5J。純正のエンケイ製ホイールがかなり軽量で、普通のアフター品のホイールでは重くなってしまうこともあるそう。そこでクルーズではこだわり抜いた鍛造1ピースのTE37X ULを選んだ。
ノーマルサスは柔らかい割に突き上げがややハードということで選んだのがエナペタル製ショック。ロールスピードを抑えてフラフラしにくくなりつつ、突き上げも気にならなくなったという。街乗り派にもぜひオススメのチューニングだ。
アルトワークスのR06Aではブーストアップで93ps、タービン交換では118psを実現。その仕様で十勝スピードウェイを走り込み、レブスピード主催のタイムアタック「筑波スーパーバトル」にも2年連続で参戦し、優勝と2位を獲得。その間も一切ノートラブル。エンジン自体の耐久性は118psでも十分対応できそうだ。
マフラーは信頼のHKSスーパーターボマフラー。これまでの他車種での経験からチョイス。実際にシャシダイ計測で3ps向上したという。最新車両としてはなかなかのパワーアップといえる。
快適で楽しさ重視のJB64チューニング! JB74はオリジナル書き換えECUが完成
純正ECU書き換えチューンを得意とするクルーズ。
シャシダイも完備して煮詰めたECUデータは、これまでのサーキットやドラッグレースでの経験で培った信頼性の高さと出力がウリ。
ジムニーに先駆けて、いち早くアルトワークスをデモカーに導入したのも、新型ジムニーと同じエンジンが搭載されるということで、先行開発の意味も込めてのデモカー導入だった。
実際、アルトワークスではすでに書き換えECUは完成しており、ブーストアップのみで93psをマーク。
さらにオリジナルのIHIをベースとするタービンでは118psを発揮。R06Aエンジンを壊さずに楽しむためのノウハウはすでに豊富に蓄積されている。
現在はジムニー用のECUを解析中で近日リリース予定。
そして、このタイミングでJB74用のECUチューンが完成。まずはシエラからECUチューンを提供していくことになった。
全域でのレスポンスアップとスピードリミッターの解除も完了。
気になるパワーは約10psほど上乗せすることができるという。
価格は11万5000円(税別)。
さらに同時施工でオカダプロジェクツのプラズマダイレクト(9万5000円税別)を推奨。
点火を強化し、複数回スパークさせることで確実に燃焼させる。
加えてNGK プレミアムRXプラグ(2000円税別/1本)も組み合わせることを提案している。
追加メーターはBLITZタッチブレインで、ブースト圧、水温、エンジン回転数などをまとめて表示。HKS EVCでブーストアップのテストも行ってみたが、強制的にスロットルが閉じられてしまうことから、ECUチューン完了まで機能させていない。
アイシン製ドアスタビライザーを装着。ボディ剛性だけでなく、静粛性アップの効果もあるという。1万5000円(税別)というリーズナブルな価格で楽しめるチューニングである
JB23は費用対効果バツグンのブーストアップがオススメ
今なお人気のJB23。
クルーズのオススメメニューはリーズナブルなブーストアップ仕様。
エンジン&タービンはノーマルのまま、オリフィス加工でブースト圧を1.0kg/cm2までアップ。
ECUはノーマルのまま、点火レジスターを全域で5°進角させて、ハイオクガソリンを使用すればお手軽ブーストアップながら90psを発揮するユニットの完成。
もちろん、サブコンやフルコン化した「キッチリ仕様」も予算に応じて製作可能。7型以降は純正ECUの書き換えに対応している。
このJB23は「メラメラピンク」カラーにオールペン済み。
渋めのブロンズカラーのTE37に175/80R16タイヤをセットして、ちょっと大人なピンク色にまとめ上げる。
シートはBRIDE ストリームを組み合わせて、こちらもスタイリッシュさアップに貢献している。
サイズの選定やタイヤサイズを決めるノウハウなども豊富に持つのがクルーズ。RAYSを始め国内外の数多くのブランドを取り扱う。
運転席のみユーザーの好みでブリッドのストリームを装着。シートもブリッド、レカロどちらも扱っている。
チューニングの経験からF CON V ProやLINKなどのフルコン化や7型以降の純正ECU書き換えなど、あらゆる制御に対応している。
クルーズオススメのロイヤルパープルオイル&テクチル施工
選びぬいた油脂類がロイヤルパープルオイル。「シナーレック」というオリジナルの潤滑保護剤が金属表面を守ることで摩耗を抑えてくれるため、0W-20などの低粘度でもまったく問題ないという。実際R35GT-Rに0W-8などの超低粘度を使用しているユーザーもいるほど。さらに万能オイル添加剤のSOD-1Plusを推奨。油膜を厚くしてエンジンやギアを摩耗から守り、ミッションやATFへの添加では、表面洗浄と保護のダブル効果で好調を長く保つことができるという。
雪国の悩みごとといえば塩カルによる塩害だ。腐食を防ぐには新車時からとにかく保護するしかない。クルーズではこちらもさまざまなテストを経て「テクチル」を推奨。フロア下面全体に塗布することでねっとりとした表面が塩害からボディや足まわりを守ってくれる。
CRUISE[クルーズ]
国産スポーツカーに限らず、軽カーからポルシェなどの外国車にも幅広く対応。チューニングのみならず、メンテナンスにも力を入れており、リピート率は高い。北海道という土地柄、ジムニーのオーナーもよく遊びにくる。
CRUISE
電話:011-664-1757
住所:北海道札幌市西区発寒10条2丁目8-10 千田ビル1F
営業時間:9:30~19:00
定休日:第2週・第4週火曜
URL: http://www.cruise-power.co.jp
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー & ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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