近年、自動車メーカーが電気自動車へのシフトを進めている中で、その存在感を強めていたフォーミュラE。しかし、アウディやBMW、メルセデスが相次いで撤退を発表し、シリーズの妥当性が問われる事態となっている。
昨シーズンは日産やジャガー、ポルシェといった世界的企業を含め、10チームが独自のパワートレインを設計・製造していたが、第3世代マシンへの切り替えを前に3メーカーが撤退を決定。中でもメルセデスは、ニック・デ・フリーズがチャンピオンを獲得したにも関わらず、来季限りでの撤退を決めている。
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そんな中、2019-20年シーズンの王者であるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)は、フォーミュラEの将来について「心配はしていない」と語り、CEOのジェイミー・ライグルが率いる現在の運営体制に自信を持っているという。
「(3メーカーの撤退は)シリーズにとってポジティブなことではないことは明らかだが、すべてのチャンピオンシップにはサイクルがある」
ダ・コスタはmotorsport.comにそう語った。
「フォーミュラEには十分なパワー、知名度、評判、能力があり、今回のような打撃を受けても立ち上がることができることを知っている。だから心配はしていない」
「新たなメーカーと契約したり、次の大きな話題を探したりして、チャンピオンシップを元に戻し、復活させるための適切な人材が揃っているんだ」
「アタックモードやファンブーストもあるし、新世代のファンはこれを気に入っている。これからも革新を続けていくのは間違いない」
2014年の立ち上げ以来、フォーミュラEはファンブーストやアタックモードなどの大胆なコンセプトを躊躇なく試してきた。チャンピオンシップ上位のドライバーに不利に働くグループ予選のフォーマットも、斬新なシリーズを目指した策のひとつだった。
こうした方針は、従来のモータースポーツファンの心を捉えられない理由のひとつだとも考えられている。ウェブストリーミングの普及によって視聴環境が変わっても、従来のモータースポーツファンは、F1のような既存の選手権を好んでいるのだ。
しかしダ・コスタは、フォーミュラEは新しいファンを追い求め続けて、暗号通貨やバーチャルリアリティといった、世界のトレンドから乗り遅れないようにしなくてはならないと語った。
「フォーミュラEのファンは、いずれF1のファンと同じではなくなると思う」
「だから僕たちは新しい世代、スポーツの未来、ファンの未来をターゲットにする必要がある。ブロックチェーン、NFT、メタバース……世界がどこに向かっているのかを見据えるんだ。その点で、フォーミュラEは明らかに先を行っている」
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