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競合ひしめくコンパクトSUVでキックスの立ち位置は!? 新型キックスe-POWER 公道試乗&購入ガイド

日産が10年ぶりの新型車となるコンパクトSUV“キックス e-POWER”を2020年6月に導入した。2010年にデビューし好評だった初代ジュークの後継モデルとなるキックスの購入ガイドを、国内外の新型車事情に精通するカーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎氏がお届けする。

視界良好で、質感も高いインテリア

ガチバトル! トヨタ ヤリスクロス vs 日産 キックスe-POWER 激戦コンパクトSUVの人気筆頭2台を比較

前回は、新型キックスe-POWER 公道試乗&解説をお届けしたが、今回はインテリアの質感、居住性能、価格面でのライバル比較をお届けする。

新型キックスの視界は、前方が見やすい。側方は平均水準で、斜め後方はボディ後端のピラー(柱)が太めに感じるが、コンパクトSUVの中では悪くない部類に入る。最小回転半径は5.1mだから、小回り性能は良好だ。

内装の質も、おおむね満足できる。インパネのステッチ(縫い目)にも本物の糸が使われて肌触りも良い。エアコンのスイッチは高めに装着されて使いやすい。

前席は座り心地が少し硬い。背もたれのサイドサポートが、体を左右からしっかり押さえる感覚もある。リラックス感覚は弱いが、運転姿勢は乱れにくい。

後席の座り心地も硬めだ。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の頭上空間は握りコブシ1つ分、膝先空間は2つ弱であった。背もたれの角度は、日本車として立ち気味になる。開発者は「キックスの後席はジュークよりも広い」とコメントしたが、さほど大きな違いではない。後席はホンダ ヴェゼルに比べて明らかに狭く、コンパクトカーの日産 ノートと比べても窮屈に感じる。ノートの膝先空間は握りコブシ2つ半と余裕がある。開発者は「キックスの後席はノートと同等か、それ以上に広くて快適」というが、実際は4名乗車は可能ながら、ノートほど広々した印象はない。

その代わり新型キックスは荷室が広い。奥行寸法は900mmを確保して、ゴルフバッグやスーツケースを積みやすい。カタログを見ると、後席に乗員が座っている写真はなく、荷物を積んだカットを大きく掲載している。ターゲットのユーザーも、独身を含んだ20~30代と、子育てを終えた40代以上だから「2名乗車+荷物」を意図しているのだろう。

新型キックスの価格・装備を気になるライバルと比較

新型キックスの装備は、衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能のプロパイロット、SOSコール、サイド/カーテン/ニーエアバッグ、17インチアルミホイール、ルーフレールなどをフルに装着した。価格はXが275万9900円、X ツートーンインテリアエディションは286万9900円だ。競合車種のヴェゼル ハイブリッド2WD・Z ホンダセンシング(276万186円)と同等以上の装備を採用しながら、価格はキックスXが若干安い。

2020年8月31日に発売されるトヨタ ヤリスクロス ハイブリッド2WD・Z(258万4000円)に比べると、新型キックスは17万5900円高いが、後席と荷室の広さも上まわる。キックスは全長が110mm長いこともあり、後席の足元空間もヤリスクロスより広く、荷室の奥行寸法は約80mm長い。

新型キックスはライバルと絶妙な位置づけで、購入検討者の選択肢を広げている

ヴェゼルはキックスに比べると運転感覚が少し緩く、設計の古さも感じるが、居住空間は広くリラックス感覚も伴う。ヤリスクロスはスポーティで価格を抑えたが、車両の性格は以前のジュークに近く、新型キックス以上にパーソナル指向が強い。

つまり新型キックスは、ヴェセルとヤリスクロスの中間的な位置付けで、コンパクトSUVの選択肢を広げている。今のSUVは、エクストレイルやトヨタ RAV4などのミドルサイズが売れ筋だが、今後はコンパクトが注目されそうだ。

[筆者:渡辺 陽一郎]

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