ABEMAが任命する“ABEMAラリージャパン応援隊長”としてWRC第7戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2026』の現地を訪れたのは、大のクルマ好きとしても知られるお笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平さん。クルマ好きが高じてモータースポーツへの関心を深め、最近ではトヨタGRヤリスのマニュアル車を購入したほどの入れ込みっぷり。ラリージャパンも2025年から現地で観戦してきている長田さんにとって、今年は2年目の大会となるが、そんな“応援隊長”としての大役を担いながら、現場で感じたラリーの迫力や選手たちへの思い、そしてお笑いとの意外な共通点について話を聞いた。
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トヨタが全ステージ最速のラリージャパン完全制覇。エバンスが3度目の日本総合優勝、勝田4位完走【最終日レポート】
──ラリージャパンの現場観戦2年目を迎えて、初年度から見え方が変わってきた部分はありますか?
長田庄平さん(以下、長田):そうですね。初年度は驚きの連続でしたけど、2年目になると選手ごとの背景や歴史がすこしずつ分かってきて、感情移入の仕方が全然違います。
トヨタのセバスチャン・オジエ選手はベテランの風格が増しているし、今季から参戦した若手のオリバー・ソルベルグ選手は開幕戦から優勝して、才能も勢いもとんでもない。
それに勝田貴元選手は34年ぶりの日本人優勝、しかも2連覇という快挙を成し遂げた。それぞれの歴史を知ったうえでラリーを観ると、見え方がまったく変わってきましたね。
──2025年から勝田選手を追い続けてきて、今年のラリージャパンで走る姿はどのように感じましたか?
長田:今年は総合優勝を経験した選手として見ることができて、もう本当に感慨深かったです。その分、自ずと“地元での表彰台獲得”にも期待が高まっています。
もちろんラリーは運もめちゃくちゃ重要ですし、本当に何が起きるのか分からないスポーツだというのは分かっています。それでも、前回のラリージャパンの時はもう悔しく表彰台での姿を見られなかったので、今回こそは表彰台で喜ぶ姿をこの目で見たいですし、現地から必死に声援を届けたいですね。
──これまでABEMAの番組では都内ラリー体験企画やシミュレータ体験などもあり、徐々にラリー競技との距離が近づいてきているかと思いますが、競技としてのラリーの見え方は変わりましたか?
長田:確かに、ラリーへの印象は変わってきましたね。ラリーは公道を走る競技だからこそ、グラベル(砂利や土の未舗装路)だったりの路面状況がみるみるうちに変わっていってしまいます。そこをどう乗り切るのか。優勝するには相当なスキルと運が必要なんだと実感しました。
──ラリーでは『ステージ』や『滑る』という言葉がよく使われますが、これはお笑いと同じではないでしょうか?お笑いとラリーとで、何か共通点を感じることはありますか?
長田:ラリーとお笑いの共通点はありますね。お笑いも、ラリーと同じで滑ってしまうことはあるんですよ。
それでも大事なのは“滑ってからどう立ち直すか”なんです。やっぱり、いろいろなステージを経験してきた中で、観客が温かいステージもそうでないステージもある。
僕たちもステージのコンディションといいますか、いろいろな状況が起こりうるんです。そのなかで、やっぱり滑ってしまうことはあって。それ自体はしょうがないとしても、そこからのリカバリーこそがお笑い芸人の技術であり、僕らの頑張りどころでもあると思います。
──これまで、ステージで滑ってしまった悔しさを、実力で巻き返したような経験はありますか?
長田:僕は、『キングオブコント2018』の2本目で滑ってしまって、優勝を逃す悔しい経験をしたのですが、そこから『TT兄弟』や『IKKOさん』などのネタが生まれて、ようやくドカンと売れました。キャリアの中でも、これは“滑ったけど巻き返した”実感がありますよ。
──WRCには『パワーステージ』という、タイム上位の選手に直接ポイントが与えられる最終ステージがありますね。ラリードライバーにとってはその大会の大一番ともいえる大事なステージですが、お笑いにおける“パワーステージ”というのもあるのでしょうか?
長田:ありますよ、“これは外せない”みたいなパワーステージ。バラエティのひな壇ですね。あれはもう完全にパワーステージです。
ひな壇だけはやっぱり滑れないし、一発目から空気を作る必要がある。逆に、司会の方の出方によっては、上からかぶせて笑いを取ることもあるし、いろいろな笑いのスキルが試される感じがあります。
それこそ、明石家さんまさんのような大御所司会者が相手であっても、臆せず出ていく度胸が大事なんですよ。司会者やお客さんなどの環境が変わるなかでも技術で戦うという意味では、お笑いは本当にラリーに似ているなと思います。
──貴重なお話ありがとうございます。長田さんはクルマ好きとしての一面も良く知られていますが、いま一番熱い“クルマ遊び”は何でしょうか?
長田:それはもう、完全にトヨタのGRヤリスですね。買ってから1年くらいが経ったのですが、もう運転しているときの楽しさが全然違うんです。走りはもちろんいいですし、マニュアルの操作感は他のクルマにはない魅力があります。
マニュアルのクルマをここまでちゃんと乗るというのは、実は20年以上ぶりだったので、今でもクラッチのつなぎ方や回転数の合わせ方を日々研究しています。
──ドライブの行き先は、山と海のどちらが多いのでしょうか?
長田:どちらも好きですが、GRヤリスに乗るときは山道の方が多いかな。もちろん、山道とはいえ、グラベルみたいに荒れた道ではなく、舗装されている峠道がほとんどですが、ちょっとコーナーが続くような道が来たらわくわくしますね。
あとは林道とかも走ってみたいなと思います。まだGRヤリスでグラベルを走ったことがないので、ぜひ体験してみたいと思っています。もちろん、攻めすぎてはいけないですけどね。
とはいえ、今でも充分ドライブを楽しむことができているので、これからはもっとGRヤリスの性能を実感できるように乗りこなせたらな、と思います。
──今後、GRヤリスに乗って挑戦してみたいことはありますか?
長田:グラベル以外だったら、サーキットも走ってみたいですね。この前、ZOZOの前澤友作さんに招待をいただいてスポーツランドSUGOのレースを見たんですけど、SUGOのコースはアップダウンが激しくて“走ったら絶対楽しいだろうな”と思いました。
ほかにも富士スピードウェイや鈴鹿サーキットなど、大きなサーキットを走ってモータースポーツの楽しさをさらに実感してみたいと思っています。
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最終日には、長田さんが現地で声援を送った勝田がスピードを発揮し、スーパーサンデーとパワーステージの両方で2位を獲得。総合4位でフィニッシュするとともに多くのボーナスポイントを積み上げ、選手権2位の座をしっかりとキープした。母国ファンの声援を受けて奮闘した勝田の2026年大会の走りは、ABEMAの無料見逃し配信でもう一度楽しむことができる。
●プロフィール:長田庄平(おさだ・しょうへい)
1980年1月28日京都府出身。2005年に吉本興業NSC(吉本総合芸能学院)東京校の11期生として入学し、2006年に松尾駿さんとチョコレートプラネットを結成。2008年にキングオブコントの決勝に進出すると、2014年の同大会で準優勝を挙げ、2015年にはNHK新人お笑い大賞を受賞する。近年では多くの冠番組やTVレギュラー、CM、映画吹き替えなど、幅広く活躍している。
[オートスポーツweb 2026年06月02日]
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