このダッジ チャレンジャーは、まるで音速の壁を突破しそうな見た目をしている。その理由は、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をモチーフにしたラッピングに隠された、バーンアウト時だけ楽しめる巧妙なギミックだ。
このダッジ チャレンジャー(Dodge Challenger)は、ラッピングのおかげで音速を超えるのだろうか? もちろん、技術的にはそんなことはない。音速を超えるには、気温20℃で約1,235km/h以上の速度が必要だ。ハイパワー仕様のチャレンジャーでも、そこには到底届かない。しかし、見た目だけなら、このマッスルカーは音速を目指しているように見える。
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その理由は、ブルーのボディサイドに描かれたゲーム界の人気キャラクター「ソニック」の存在だ。ソニックは長年「Blue Blur(青い疾風)」の愛称で親しまれ、スピードの象徴として知られてきた。このラッピングは、そのイメージを巧みに利用している。
そして本当の仕掛けはリアホイールにある。ソニックの脚はタイヤの位置でちょうど途切れるようにデザインされており、バーンアウトでリアタイヤが高速回転すると、まるでソニックが猛烈な勢いで走っているように見えるのだ。
ダッジ チャレンジャーは、もともと控えめな存在ではない。長いボンネット、ワイドなボディ、大径ホイール、そして理想を言えばV8エンジンを搭載した典型的なアメリカンマッスルカーだ。ソニックのラッピングによって本格的なレーシングカーになるわけではないが、思わず二度見してしまうような遊び心あふれる一台になっている。しかも、このアイデアは停車中だけでは完成しない。ホイールが回転した瞬間にこそ、その真価が発揮される。
ソニックよりも似合うキャラクターがいる…?もちろん、これはあくまでもジョークだ。ゲームの中ではソニックは音速を超えて走ることができるが、このダッジは現実世界の物理法則に従わなければならない。
ラッピングのデザイナーは、このような視覚トリックがお気に入りのようだ。Instagramには同じ発想を取り入れた作品が数多く公開されている。中でも特に分かりやすいのが、イエローのシボレー カマロに施された「ロードランナー」仕様である。
ご存じのとおり、アニメのロードランナーは走ると脚が超高速で回転し、ほとんど円のように見える。その円形の動きは、回転するリアホイールとの相性がまさに抜群なのである。
※ インスタグラム動画:https://www.instagram.com/p/DZyCauzolG3/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=embed_video_watch_again
Text: Kim-Sarah BiehlPhoto: Instagram/mu_94mu
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