現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 61号車BRZ、富士初日全セッション首位。山内英輝「決勝でも全力で後続を引き離していくだけ」|スーパーGT第2戦富士

ここから本文です

61号車BRZ、富士初日全セッション首位。山内英輝「決勝でも全力で後続を引き離していくだけ」|スーパーGT第2戦富士

掲載 更新
61号車BRZ、富士初日全セッション首位。山内英輝「決勝でも全力で後続を引き離していくだけ」|スーパーGT第2戦富士

 スーパーGT第2戦富士でGT300クラスのポールポジションを獲得した61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が会見に応じ、決勝でも優勝し、再び会見場に戻ってきたいと語った。

 今シーズンから競技車両を新型のSUBARU BRZにコンバートしたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、4月に岡山で行われたスーパーGT開幕戦では走り初めとなる土曜午前の公式練習でトップタイムをマークしたものの、午後の公式予選ではタイヤ選択を誤ったか、Q1敗退と思わぬ結果となってしまった。そのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTは第2戦の今回、午前の公式練習でトップタイムをマークすると、午後の公式予選でも井口がQ1A組をトップタイムで通過すると、バトンを受け継いだ山内がQ2でもトップタイムをマーク。全セッションでトップタイムをマークする圧倒ぶりでポールポジションを手にすることになった。

■スーパーGT富士、GT300クラスは61号車BRZがPP獲得。55号車NSXとの僅差の対決を制す

 久々のポールポジションを決めた山内は、「ポールポジションを獲ることができ、素直に嬉しい」と口火を切った。そして「井口選手と二人でチームと一緒になって、ダンロップさんにも助けてもらいながらクルマを仕上げてきて、その流れで今日はポールポジションを獲ることができました」とチームやタイヤメーカーも含めて、関わった全員が一丸となった結果のポールポジションであると続けた。また「個人的なことになりますが、最近、子供が生まれて、そのパワーももらったような気がします」と会場を和ませた。

 コンビを組む井口もこれを受け「ポールを獲ることができて、素直に嬉しいというか、正直ホッとしています」と話し始めた。そして「開幕戦の岡山では、公式練習でトップタイムをマークしながら、僕がQ1敗退となってQ2の山内選手に繋ぐことができなくて……。だから今回は公式練習でトップタイムをマークしていい流れを作ることができたので、Q1で良い流れでQ2に繋げたら……と思っていたので、Q1でトップタイムをマークできてホッとしました」と続けた。

 これに山内も「(最近誕生した)子供のパワーだけじゃなく、Q1で走った井口選手の、クルマのインフォメーションも的確でした」と追加でコメント。息ピッタリで絶妙のコンビネーションをアピールすることになった。

 岡山から今回への変更について問われると、まずは井口が「岡山では公式練習でトップタイムをマークしたことで、タイヤ選択でも“守り”に入ってしまい、またそのタイヤに合わせきれませんでした。でも今回はもっと攻めたタイヤ選択をしてそれにドライビングを合わせることができました」とコメント。これに山内が「開幕前の公式テストからあまり調子は良くなかった。それでいろんなところを見直して、扱いやすい、コントロールを楽しむことができるクルマに仕上がったんです」と続けた。

 記者から新型BRZの、競技車両と市販モデルの共通点を問われると2人は「低重心でハンドリングが素晴らしく、コーナリングが楽しいのはレーシングカーも市販車も同じ」と笑顔で口を揃えていた。

 決勝レースについて問われると山内は「レース距離は500kmと長いのですが、ピット作業とか戦略とかはもうチームに任せて、自分たちはドライビングに集中します。ポールポジションからスタートするので、全力で後方を引き離していくだけです」と力強くコメントすると、井口も「例年のようにはいかないけれど、今回はゴールデンウィークで多くのお客さんに観戦してもらえます。新型BRZの速く走る姿を見てもらい、笑顔でレースを走り切って、明日はまたこの場(会見場)に戻って来たいです」と締めくくった。

 いつも以上に2人のコンビネーションの良さが感じられるポールポジション会見となった。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
くるまのニュース
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
バイクのニュース
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
AUTOSPORT web
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
AUTOSPORT web
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
motorsport.com 日本版
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
くるまのニュース
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
motorsport.com 日本版
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
AUTOSPORT web
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
乗りものニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
くるまのニュース
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
AUTOSPORT web
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
AUTOCAR JAPAN
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
Auto Messe Web
ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
ライバルかつ僚友のトヨタWRC育成ふたりがラリージャパン初参戦。お互い「負けたくない」と意識
AUTOSPORT web
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
高性能4シーターオープン、メルセデスAMG『CLE 53カブリオレ』発売、価格は1400万円
レスポンス
【画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
【画像リーク!】来年デビュー予定の新型「BMW iX3」のリーク画像を入手!コンセプトモデルのほぼそのまま量産される
AutoBild Japan
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
【中国メーカー初受賞】BYDシール 「Euro Car Body 2024」車体構造デザイン部門で第3位
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索
BRZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村