FIA世界耐久選手権(WEC)のプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)とIMSAは、同時に声明を発表。LMH(ル・マン・ハイパーカー)規定のマシンが、2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権を戦うことが可能になるようだ。
WECとIMSAは、2020年のIMSA開幕戦デイトナ24時間レースの前日に、WECとIMSA両シリーズのトップクラスを戦うことができるLMDh規定を発表した。これによりWECでは、すでに今季デビューを飾ったLMH規定のマシンと、今後登場するLMDhマシンが競い合うことができる状況となっていた。
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一方でLMHマシンのIMSA参戦が許可されるかどうかは未解決だったが、今回の発表によりLMHマシンがIMSAに参戦する道が開かれた。メーカーがIMSAの商業条件に合意すれば、LMH車両がIMSAに参戦できるようになったのだ。
ACOが7月9日に発表した声明によると、『ACO、FIA、IMSA、LMDhおよびLMHのプログラムに正式に関与している全てのメーカーが一同に会したハイレベルな技術会議』の結果、合意に達することができたのだという。
「当事者たちは、LMHがIMSAスポーツカー選手権に参戦できるよう、パワートレインと4輪駆動のセットアップを中心に、これらの異なるタイプのクルマの性能を調整することで合意に至った」
「タイヤの装着(サイズ)、加速プロファイル、ブレーキ性能、エアロダイナミクスという4つの重要な技術要素の仕様は、7月8日に世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認される前に、ACO、FIA、IMSAによってまとめられ、合意された」
これについては、7月8日に出されたWMSCの会報でも「WMSCは今回、LMHとLMDの性能を収束させるための技術規則の改正を承認した」と言及されている。
ACOのプレジデントであるピエール・フィヨンは、次のように述べている。
「この重大な発表は、耐久レースの共通の未来を築くという私たちの野心から生まれたものだ。この画期的な合意に至るまで、我々は一丸となって取り組んできた」
「世界中の偉大な耐久レースに、同じモデルのクルマで参加できることをメーカーは夢見ていたが、これが現実のものとなる」
IMSAのジョン・ドゥーナン代表は、今回の動きを「世界中のプロトタイプスポーツカーレースに革命をもたらす可能性がある」と表現した。
「世界中の権威ある耐久レースにおいて、世界有数の自動車メーカーの多くが参加し、技術力を披露する競争力の高いトップカテゴリーの舞台が整った」
「IMSA、ACOおよびFIAの同僚、そしてすべての自動車メーカーのパートナーのコラボレーション精神を、これ以上ないほど誇りに思っている」
WECでLMH規定のマシンを走らせているトヨタとグリッケンハウスも、少なくとも一部のIMSA耐久レースに参戦することに興味を示している。
Toyota GAZOO Racing・ヨーロッパのチームディレクターであるロブ・ロイペンは次のように述べている。
「我々は耐久レースに情熱を持っており、いつかはアメリカで開催されるクラシックなレースに挑戦したいと公言してきた」
「例えばデイトナ24時間レースは伝説的なイベントであり、状況が許せば『GR010 HYBRID』で参加したいと考えている」
グリッケンハウスのチーム創設者であるジム・グリッケンハウスは、LMHマシン『007 LMH』をIMSAのビッグレースで走らせたいという野望をより率直に語っている。
「デイトナ、セブリング、そしてプチ・ル・マン(ロード・アトランタ)にも参戦したい」とグリッケンハウスは語った。
「私は、バーレーンや日本などでWECのレースに参加するよりも、そうしたレースに興味がある。バーレーンや日本で我々は車を売っていないが、アメリカでは販売しているからだ」
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みんなのコメント
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